「等身大の救い」を描く、世界が注目する映画監督・呉美保【INTERVIEW】
今回は、私達作り手の思いを脚本に込めるために、約2年の構想期間を設けて準備をしました。そして、テレビや広告には『今』という感覚があります。ただ、映画は『普遍』だと思っています。だからこそ、緊張感を持って普遍的かつ、純粋なメッセージを込められるように作品と向き合っています」と語る。
最後に、これから映画を観る方へのメッセージを求めると「幸せの価値基準は人それぞれ。だから、この映画が“自分にとっての幸せって何なんだろう?”と、考えを巡らせてもらうきっかけになったら嬉しいです」。
呉監督の作品には余韻がある。どこかの街の誰かの人生が描かれているのに、観る人の感情と響き合う部分があるのだ。
新作『きみはいい子』には、人が人を救う瞬間が数多く込められている。“誰かに認められたい”という誰もが持つ思いを満たすものは、実はとても身近にあるということに気づかせてくれる一本になることだろう。
尾野真千子は、作品を通じて「答えがないものもある」と気づいて欲しいとコメントする
呉美保監督
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