三越伊勢丹発信の“クールジャパン”担うイセタン ザ・ジャパン・ストア・クアラルンプール10月オープン
6層のフロアはほぼすべてメイド・イン・ジャパンの商品で構成され、各フロアを日本庭園に見立て、それぞれにテーマ性を持たせた東屋(あずまや)を配置し、回遊する形式を想定している。「全館を日本というワンテーマで設計しており、一般的なデパートメントストアとは異なる存在。This is Japan を実践していく海外店舗として、日本の文化や様式を新しい価値として現地の人々の生活の中にインストールしていくことが重要だと考えている。そのため、従来の経産省分類とは違った展開分類で編集することで、テーマストアとしての性格を明確にした」と三越伊勢丹ホールディングス海外MD部の中川一部長が説明するように、商品分類を「雅・粋・繊・素」の4つの美意識、展開分類を「食べる・暮らす・過ごす・楽しむ・学ぶ」からなる5つの掛け合わせで編集されている。日本の1階にあたるグランドフロアのメインエントランスには建築家・田根剛と京都の千總のコラボレーションによるインスタレーションを東屋として、全館の品揃えを象徴する4つのエレメントをインデックスとして配置。ファッションはシンガポールを拠点に活躍するクリエイター、テセウス・チャンによるストアオリジナルのライフスタイルを提案するゼネラルストアでアジアと日本のコラボを実現する。