くらし情報『Think Pink--2017春夏の注目カラー“ピンク”の捉え方【2017年春夏コレクション考察--横井由利】』

Think Pink--2017春夏の注目カラー“ピンク”の捉え方【2017年春夏コレクション考察--横井由利】

素材の風合いと色のマッチングが絶妙で、品の良さを際立たせる。自分の感覚に従った結果、時の空気に敏感なデザイナーたちと同じ気分を共有していたのだろう。ナデージュが表現する陶器のようなローズとフューシャピンクは、知的な女性のために存在する。■ロエベ(LOEWE)/ひらめきのピンク49体の内ピンクは1体だけにも関わらす印象を残したのは、色の力でもあり、デザイナーのひらめきの力だ。少し青みがかったピンクは、ベージュと組み合わせることで鮮やかさを増している。さしてピンクへの想いれもなく、何の先入観もなく配置されたピンクは、清々しささえ感じさせる。 ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)のデザインに多くみられるジェンダレスと同じ延長線にあり、他意もなく瞬間的にひらめいたピンクのようである。そのひらめきに触発されて、着ないタイプの女性も、抵抗なく手に取るのではないかと思った。
バレンシアガ2017年春夏コレクションより

ジバンシィ バイ リカルド ティッシ2017年春夏コレクションより

ヴァレンティノ2017年春夏コレクションより

シャネル2017年春夏コレクションより

(c) CHNAEL


エルメス2017年春夏コレクションより

(c) Hermes


ロエベ2017年春夏コレクションより

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