2017年11月19日 19:00
1月に伊フィレンツェでアンダーカバーとソロイストが合同ショー開催--ピッティ・ウオモ・イベントディレクター、ラポ・チャンキに聞く【INTERVIEW】
など、それぞれセグメントは違いますが、彼らは自分たちの背景をファッションに置き換えて、新しいテキスタイルやイノベーティブなテクニックを使いながら、独自の言葉を形にして表現しています。そういうことが出来ている人たちに常に興味を持っています。
Q:日本人デザイナーや日本のファッションが、イタリアのファッション業界に影響を与えている現象はありますか?
ラ:難しい質問ですね。今のイタリアの若いデザイナーたちが日本人の若いデザイナーのクリエイションに影響を受けていることはあるかもしれません。しかし、もう少しマクロで見ると日本とイタリアファッションの共通項として、テキスタイルに対する深い洞察があるかもしれません。洋服のクリエイションを行う上でテキスタイルのリサーチを注意深く行い、生産の技法につなげていくという点はお互いが影響を与えていると言えるかもしれません。ただ、イタリアのテキスタイルはややクラシックで、個人的には日本のテキスタイルが進歩的だという点で世界最高のポジションにあると認識しています。
Q:ストリートファッションにおいてはいかがでしょう?
ラ:もちろん、ストリートファッションにおいてイタリアは日本の影響を受けています。