2020年4月1日 10:50
「ritsuko karita」のアトリエから【インタビュー】Vol.3
“プレーン”は継続的にやりたいと思っていて、自分の中のベーシックを提案していきます。でも、ただベーシックをやるのではなく、シャツ・ブラウス・ワンピース・パンツなど普段使いしやすいアイテムを私なりにデザインしたいですね。一方、“リッチ”は、プレーンよりもこだわりがあって、最初のコレクションだと柄ものがメインになるのですが、シーズンごとに自分の気になるものを色や生地の組み合わせで作る、ちょっと印象的で密度のあるもののご提案です。あとは、リッチをプレーンにプラスして着られるように、というのは意識していますね。
ものづくりとアトリエは繋がっているんですね。
そうですね、自分が「どういうところでどんな服を作ったらいいか」はいつも考えていますね。でも、私にとっては、服を作ることは特別なことではないのです。ものをつくることもデザインを描くことも、ごはんをたべたり、本を読んだりするのと同じくらい必要な習慣です。
だから、「アトリエ」って他人から見たら、特別な存在に見えてしまうかもしれないけれど、ものづくりのアトリエっていうよりかは、「ristuko karita」として衣食住の発信の場所というか、いろいろなことを提案する中で、自分自身にとっても暮らしの一部、みたいなそういう場所にアトリエを思ってもらいたいですね。