くらし情報『東京都美術館で「ティツィアーノとヴェネツィア派展」ルノワールも憧れた“画家の王者”日本初大規模展』

東京都美術館で「ティツィアーノとヴェネツィア派展」ルノワールも憧れた“画家の王者”日本初大規模展

その一方で、ヴェネツィアではティントレットやヴェロネーゼといった新たな絵画の担い手が誕生していく。

ヴェロネーゼは、ティツィアーノの評価を得て、ヴェネツィア派らしい華麗な色彩と古典的な造形をもって、物語場面を明快かつ祝祭的に描き出していった人物。第3章で展示される《聖家族と聖バルバラ、幼い洗礼者聖ヨハネ》は、彼の技量が遺憾なく発揮されている。聖女バルバラの金髪の輝きや豪華な衣服の光沢の表現は、ヴェロネーゼ芸術の真骨頂といえる。

また、2016年10月31日(月)までは、展覧会オリジナルのイタリア製本革パスケースとチケットがセットになった前売券も発売される。

水の都「ヴェネツィア」郷土料理を特別コースで
東京都美術館内にあるフレンチレストラン「IVORY(アイボリー)」では、1月21日(土)から4月2日(日)までの期間限定で、『ティツィアーノとヴェネツィア派展』をイメージした特別コースを提供。ルネサンスの芸術都市として発展した水の都ヴェネツィアの郷土料理をIVORY風にアレンジし、伝統的なローストポーク「ポルケッタ」や、ヴェネト州の家庭料理「パスタ・エ・ファジョーリ」などを揃える。

開催概要
日伊国交樹立150周年記念「ティツィアーノとヴェネツィア派展」

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