映画『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』作家サリンジャーの半生と名作誕生秘話を描く
のキャンペーンモデルも務めるなど、マルチな才能を発揮するニコラス・ホルト。サリンジャーの才能を開花させたコロンビア大学の教授で、文芸誌ストーリーの編集者ウィット・バーネット役は『ベイビー・ドライバー』などに出演したケヴィン・スペイシーが演じる。
メガホンを取るのは、ハンガー・ゲームシリーズ完結編2部作『ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス』『ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション』の脚本家で、俳優でもあるダニー・ストロング。原作の映画化権を自ら取得し、長編初監督に挑む。
ストーリー
1939年ニューヨーク。大学中退を繰り返していた20歳のサリンジャーは、作家を志しコロンビア大学の創作学科に編入する。愛読書「グレート・ギャッツビー」さながらマンハッタンの社交界に顔を出し、セレブのウーナ・オニールと電撃的な恋に落ちる一方で、大学教授ウィット・バーネットのアドバイスのもと書き始めた短編を出版社へ売り込むが、ことごとく断られつづける。ようやく、自分の分身ともいえるホールデン・コールフィールドを主人公にした短編「マディソン・アヴェニューのはずれでの小さな反抗」がニューヨーカー誌に掲載決定という吉報が舞い込むがその矢先、太平洋戦争の勃発により、掲載はキャンセルとなってしまう。