くらし情報『“門外不出”北斎作品の展覧会がすみだ北斎美術館で、日本美術の宝庫「フリーア美術館」高精細複製画を展示』

2019年6月16日 20:40

“門外不出”北斎作品の展覧会がすみだ北斎美術館で、日本美術の宝庫「フリーア美術館」高精細複製画を展示

と肉筆画「波濤図」の“波”を比較展示
見どころは、北斎が繰り返し描いた自然のモチーフに焦点を当てた比較展示だ。中でも、すみだ北斎美術館が所蔵する北斎の冨嶽三十六景において代表的な版画「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」と、フリーア美術館所蔵の肉筆画「波濤図」(展示は高精細複製画)に注目。版画「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」の“鉤爪”のような波頭の描き方が、肉筆画「波濤図」からも見てとれる。

六曲一双の大作「玉川六景図」の新たな発見
また、六曲一双の屏風「玉川六景図」に関する詳細な研究結果にも注目。フリーア美術館収蔵の六曲一双の屏風「玉川六景図」は、右隻に人物、左隻に風景となっている。しかし、新たな研究により、後年にその配列が再構成されていた可能性が高いことが明らかになった。そんな「玉川六景図」だからこそ、元の配列での展示を実施。研究による新たな発見を間近で見ることができる。
また、すみだ北斎美術館所蔵の「千鳥の玉川図」との比較も見どころだ。

動植物作品や美人画も
また、類まれな観察眼と描写力によって描かれた「十二ヶ月花鳥図」(展示は高精細複製画)など、北斎の画業を語るうえで欠かすことのできない動植物作品や、「年始まわりの遊女図」

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