くらし情報『三鷹の森ジブリ美術館「手描き、ひらめき、おもいつき」展、宮崎駿の絵やメモで振り返る展示や建物の構想』

2019年10月4日 12:00

三鷹の森ジブリ美術館「手描き、ひらめき、おもいつき」展、宮崎駿の絵やメモで振り返る展示や建物の構想

2.“企画のテーマ”の内容や伝え方が難しいものは、思考の過程が伝わりやすい、漫画にて表現する。

3.“言葉での表現”が最も伝わりやすい時には、執拗に言葉を紡ぐ。

4.“補足”につけるイラスト1枚においても、面白さを追求した絵を描く。

例えば2002年の企画展示「天空の城ラピュタと空想科学の機械達展」は、宮崎監督自らが『天空の城ラピュタ』という映画を生んだ“発想の原点”を披露したものとなったが、その中では、映画に登場させた乗り物や炭鉱の町で起こった追撃騒動、空に浮かぶラピュタなどのイラストを新たに作り、さらには短編の映画までをも作って解説している。

その中でも宮崎監督が特に興味を注いだのが乗り物だろう。19世紀のイギリスで蒸気機関の発明と共に生まれた初期のSF小説を愛する宮崎監督は、その中に登場する“生き物”の雰囲気を残した珍妙奇妙な乗り物に多大な影響を受けているという。前述の傾向では「1」に該当するものだが、この展示において宮崎監督は、自身の“空想の力”で作り出した乗り物や機械達を、緻密なイラストに描きおこしている。第二室 - 美術館創設の経緯やアイディア
一方の第二室では、スタジオジブリが美術館を作ろうと思い立った経緯や、アイデアが描きとめられたイメージボードを展示。

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