2022年1月6日 18:46
【義母と娘のブルース 新年SP】愛と暮らしと笑うこと。全編に溢れる人の体温・ネタバレあり
Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。
2022年1月に放送されたテレビドラマ『義母と娘のブルース』2022年謹賀新年スペシャル(TBS系)のレビューです。
太鼓の音。そしてホラガイの音が鳴ると『亜希子さん』が帰ってきたと、わくわくする。
最初の連ドラは4年前の2018年、スペシャル版も2年前の2020年。でも法螺貝とカツカツ鳴るヒールの足音で、私たちはすぐに連ドラ版で泣き笑いしたあの頃に戻れる。
『義母と娘のブルース』(TBS系主演・綾瀬はるか)略して『ぎぼむす』(以下、『ぎぼむす』)は、何年経ってもふらりとドアを開ければあの頃に戻れる、そんな地元の馴染みの店のようなドラマだ。
不治の病にかかったシングルファーザー・宮本良一(竹野内豊)が、まだ小学生の一人娘のみゆき(上白石萌歌)を託したのは、自身も孤独に生きてきた優秀なキャリアウーマン・亜希子(綾瀬はるか)だった。
偽装結婚を通じて当初はぎこちなかったものの、三人は徐々に家族としての絆を深めるが、治療の甲斐なく良一は他界してしまう。残された義母と娘は、周囲の支えを得て様々なトラブルやライフイベントを経験しながら懸命に生きていく。