2022年2月4日 18:51
【『ファイトソング』感想・4話】その空振りは当たるとでかい・ネタバレあり
Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。
2022年1月スタートのテレビドラマ『ファイトソング』(TBS系)の見どころを連載していきます。
かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。
人生の勝負時だからこそ、痛みをこらえて現実を直視する。何が自分に足りていないのか、今の立ち位置を必死で考える。
望むものを得られない、あるいは失う未来は考えたくもないけれど、せめて立って勝負をしているうちは、ファイティングポーズを取っていたいと思う。
ヒロイン・木皿花枝を演じる清原果耶の見応えある演技と、彼女を取り巻く二人の男の恋模様を描く、優しい切なさが大好評の『ファイトソング』(TBS火曜22時)。
進行性の病を抱えたヒロインの思い出作りと、キャリア崖っぷちのミュージシャン・芦田春樹(間宮祥太朗)の曲作りを兼ねた『形だけの恋』は順調に見えた。
しかし4話目、春樹の曲作りの締め切りが早まったことでストーリーは急展開する。
ずっと『裏拍』の効いたラブストーリーだと思っている。
2話目で、春樹は清掃に来る予定だった花枝が来なかったことで一歩踏み出してメールを送るし、花枝もメールを読んで、春樹に会おうと走ってきて、会えなかった落胆が思い出作りを決断させる。