避難民ペットの特例に「慎重になるべき」「気持ちは分かるけど」 ネットで議論に
産経ニュースによると、1日2回の健康観察と動物検査所への週1回の報告を条件に、2回の狂犬病ワクチン接種歴と、血液検査で基準値以上の抗体価が確認できれば、飼い主の滞在先に飼い犬の同行が可能になるとのこと。
特例にネットからは不安の声も
厚生労働省によると、1950年以前の日本では、犬や人間が狂犬病で命を落としていたといいます。
飼い犬の登録やワクチンの接種が義務付けられたり、野犬の抑留が行われたりといった狂犬病予防法の施行によって、国内の狂犬病を撲滅することができたのです。
しかし万が一、世界各国で発生している狂犬病ウイルスが生き物の身体を経由して国内に侵入した場合、再び感染が広まってしまう可能性はゼロではありません。
特例措置が報道されると、ネットからは狂犬病の発生に対する不安の声が上がりました。・ペットを想う気持ちは痛いほど分かる。でも、これは緩めてはいけないと思う。
・可能性が低いとしても、一度広まったら取り返しがつかなくなる。
死亡率を考えると、賛成できない。
・特例を作るなら、費用の補助ではダメなんだろうか…。
ペットは飼い主にとって、大切な家族の一員。そして日本の誰もが、一刻も早く避難民に笑顔が戻ることを祈っているでしょう。