2022年9月1日 12:01
消費税ってなんであるの?いつから? 税理士が素朴な疑問をマルっと解決!
「えっ!」と思われるかもしれませんが、赤ちゃんのために買うオムツやミルクにも消費税がかかりますよね。
そう考えると、いかに消費税が日々の暮らしと切っても切れないものだということが分かるでしょう。
そんな消費税が始まったのは1989年。高齢化社会での福祉の財源確保を目的として導入されました。
2022年現在から遡ると33年前なので、「自分が子供の頃はまだなかったのか…」と思う人もいるでしょう。
ゴルフ用具は課税!じゃあ、テニス用具は…?
消費税の前身となる税金に『物品税』があります。
物品税は、貴金属や宝石類など贅沢品に対して課された税金でした。
しかし、ゴルフ用具には課税されるのに、テニス用具には課税されないなど、政府が税金を制定する際、「どの物品に税金がかかり、かからないのか」という判断がとても大変だったのではないかと筆者は推測します。
※写真はイメージ
さらに、国民の所得水準が上がったことで、誰でも貴金属や宝石類などを購入しやすい経済状況へと変化。
もはや『贅沢品とそれ以外の商品を区別する必要がない』という時代になったといえます。
物品もサービスも一律に課税!
そこで、贅沢品だけでなく、一律に課税できるように、また、物品だけでなくサービスにも課税するように、消費税がスタート。