2022年10月23日 10:03
この子、猫じゃないよね…? メス猫に託された『赤ちゃん』の正体は?
動物保護施設には、なんらかの事情で母親を失った動物の赤ちゃんが保護されることがあります。
そのような場合、人間がどれだけ手厚く世話をしても、赤ちゃんにはどうしても母親の存在が必要になることもあるようです。
母性あふれる保護猫に託された『赤ちゃん』とは?
アメリカのニューハンプシャー州にある動物保護施設『スパイシー・キャッツ』に、ハニーバンというメス猫がいます。
ハニーバンはこれまでに何十匹もの母親がいない子猫たちを育ててきた『子育てのベテラン』なのだそうです。
そんなハニーバンに、新たな赤ちゃんが託されることになりました。
生後6週間のその赤ちゃんは、猫のように見えますが、実は猫ではありません。
それはネコ科の中型獣であるボブキャット。北米に多く生息する野生動物です。
母親がいないボブキャットの赤ちゃんは別の保護施設で世話をされていたのですが、さびしさのあまり鳴き続けていたのだとか。
しかし、いずれは野生に帰すボブキャットに人間との交流や安らぎを与えることは、安全のためにできないのだそうです。
そこでスタッフは、実験的に「ハニーバンが母親代わりになれるか」ということを試しました。