2023年6月27日 17:00
「実はしゃべる」「すでに馴染んだ地域も」 公道をトコトコ走る『小さなロボット』の役割とは?
現在、物流業界では深刻な人材不足が課題となっていますが、無人で宅配できるようになれば、その課題の解決にもつながるかもしれません。
また、物流だけでなく地域の巡回などさまざまな形での活用も期待されています。
ロボットがいて当たり前の社会作りに貢献
――2022年末から実施された実証実験が注目されているが?
2022年12月から2023年3月にかけて、ENEOSホールディングス、株式会社エニキャリと協力し、月島・勝どきエリアで実証実験を行いました。
過去に二度の実証実験を行っており、今回で3回目となります。
本実験では、『ENEOS』のガソリンスタンドを『デリロ』の待機場所とし、注文が入れば店舗に向かい、そこで商品をピックアップしてお客さまに届けます。
コンビニやファミリーレストランを展開する企業が参画し、社会実装に近い形での実験でした。
――配送の模様も話題になったことについては?
宅配ロボットの先駆者ということもあり、社会実装に近い位置にいるとして、高い評価を得ることができました。
ロボットの社会重要性が高まる中で、『デリロ』がロボットが一般の人に受け入れられる環境を作る役目も担っているのだと感じています。