2023年6月27日 17:00
「実はしゃべる」「すでに馴染んだ地域も」 公道をトコトコ走る『小さなロボット』の役割とは?
ロボットが社会に受け入れられるためには、ロボットそのものの性能だけでなく、見た目や音声なども大事なポイントだと思っています。
そのため、『デリロ』はかわいらしい見た目や、挨拶をするなど音声要素も取り入れています。
――実証実験を行っている街の人々の反応はどうだった?
過去に何度も実証実験を行っている月島エリアでは、最初のうちは物珍しさもあり、写真を撮るなど地域の人からも注目されました。しかし、3年が経過した現在ではみなさん素通りです…。街に溶け込むといいますか、すでに「いて当たり前」といった状態になっています。
――『デリロ』の今後は?
自動運転への注目は高まっているものの、サービスとして実装することを考えるとまだ課題はあります。
我々としても、サービス自体の作り込みが十分ではないため、現在はよりよいものへとブラッシュアップするフェーズだと思っています。
例えば、オーダーが入った時の配車ロジックやオペレーションの改善。
どのようにすればスムーズに受け取り、お客さまの元に届けられるのかを突き詰めていくために、改善点はまだまだあります。
同時に、月島エリアのように、「ロボットがいて当たり前」