2023年10月10日 09:10
冷凍食品の「凍結前加熱の有無」って何? 企業の解説に「誤解してた!」「1つ賢くなった」の声
冷凍食品のパッケージの裏面をよく見ると、原材料名や内容量が書いてある欄に「凍結前加熱の有無」という項目があります。
ここに「加熱してありません」と書いてあるということは、文字通り加熱されていない、生ものを冷凍したものなのでしょうか。その正しい意味を解説します。
「加熱していません」=「生」とは限らない
「凍結前加熱の有無」の正しい意味について、食品メーカーである日清食品が公式サイトで答えています。
それによると、「凍結前加熱の有無」は食品衛生法に基づいた表示とのこと。凍結直前に加熱した製品であれば「凍結前加熱して有ります」となりますが、加熱調理していても凍結直前に別の工程がある製品の場合には「加熱していません」と記載されるのだそう。
つまり「凍結前加熱の有無」とは、凍結「直前」での加熱の有無のみを表しているということです。
明らかに加熱してあるように思える冷凍食品にも「加熱してありません」という表示があるのは、こういった理由なのです。
「加熱してありません」と表示される3つのパターン
さらに細かく説明すると、「凍結前加熱の有無」に「加熱してありません」と表示される冷凍食品には3つのパターンがあります。