疑問「桜の開花日って何部咲きの状態?」 気象庁に尋ねてみると意外な回答が

春の楽しみといえば『桜の花』。気象庁の公式サイトでは、1日3回『桜の開花状況』と『桜の満開状況』の情報を更新しています。全国の桜の咲き具合や平年の開花日との比較がひと目で分かる便利なサイトです。
さて、ここで気になるのが『情報源』です。気象庁による『桜の開花状況』と『桜の満開状況』は「誰が、どこで、どのような方法で」得た情報をもとに公開されているのでしょうか。
気象庁の担当部署、大気海洋部観測整備計画課(以下:気象庁)に問い合わせてみました。
気象庁の『桜の開花状況』と『桜の満開状況』の判定方法は

※写真はイメージ
桜の開花の確認方法は、実は気象庁職員による『目視』で行われています。気象庁によれば「担当職員は、桜の開花時期になると標本木の観測をスタートし、目視でつぼみをチェック。開花しそうになったら1日1回〜数回確認しています」とのことでした。
観測体制としては「開花状況の確認に専任職員はおらず、5人ほどの担当者が持ち回りで業務の合間に交代で確認する」とのこと。
開花の観測に使われる『標本木(ひょうほんぼく)』の場所は、原則的に、天気予報などの業務を担う公的施設である『気象官署』の構内です。