飲食店に書かれた『ある注意書き』に賛否 「店の自由」「差別では?」
「実際に何があったかも知らないのに、店を一方的に批判するのは違うと思う」など、飲食店を肯定する意見もありました。
問題行動をする客に対し、店側が文句をいえず泣き寝入りするのは健全でないといえます。
しかし、「中国人、韓国人お断りします」と特定の人種を拒絶する言葉は、読んだ人に強いインパクトを与える文章です。
特定の国の出身者に対し、入店やサービスの提供を拒否するような言動は、偏見や差別を助長しかねません。
日本に暮らしている外国人は、この騒動をどう見ているのでしょうか。筆者は、来日して10年ほど経つ、中国人の友人に意見を聞いてみました。
『注意書き』に対して、中国人はどう思う?
――今回のニュースを知っていたか。
もちろん。
このニュースは中国のネットでも話題になっているから。
――『注意書き』の内容を見て、率直にどう思ったか。
店は店主のものだから、意見は尊重する。ただ、個人的には、中国人全体への偏見はよくないと思うな。――日本に来て、「中国人だから」という理由で嫌な思いをしたことはあるか?
私はほとんどないかな。日本はいい人が多いと思っている。
中国人で日本人を嫌いな人もたくさんいるけど、それを上回るぐらい日本人を好きな人もたくさんいる。