コロナの影響で増えている? 『心ない行い』の写真に悲しくなる
観光客が捨てたと思われるごみのほか、地元の人が捨てたと思われるごみも混在している状況でした。
エゾシカやヒグマなどの野生動物が生息している知床で、このようなごみが投げ捨てられると間接的な餌付けになってしまいます。
時には、それがヒグマと人を接近させる原因となり、悲劇を引き起こすことも…。
ヒグマの子がビニール袋をくわえたショッキングな光景
ヒグマと人のトラブルを未然に防ぐ活動をしている知床財団は、不法投棄が目立つ現状を次のように分析し、ブログでお願いを呼びかけました。
おそらく、コロナウイルスの影響により、近隣のコンビニエンスストアのゴミ箱が撤去されており、また飲食店や道の駅などの各施設も閉鎖されているため、ゴミの投棄が増えているのではないかと思われます。
みな様、どうか、どうか、ゴミは責任を持って必ず持ち帰ってください。
人のゴミが原因で野生動物が不幸な道(駆除または交通事故などにより死亡)をたどるのは、絶対に避けたいのです。
心からのお願いです。
同年5月5日には、幌別駐車帯近くでヒグマの子がビニール袋をくわえているところを発見。
くわえていたビニール袋は、ヒグマ対策員が回収したそうです。