大好きなピアノとJ-POPで人気Youtuberに!ストリートピアニスト・みやけんの軌跡
――プロのオーケストラに参加するのはハードルが高い?
みやけんさん:
うまく成果を発揮できれば次も呼ばれますが、ちょっとしたミスが命取り。厳しい世界ですね。
そして完全に口コミの世界です。参加したオーケストラの人が「みやけん、よかったよ」といってくれたり、「いいね」と思ってくださって、次も呼んでくれたり。
逆に一緒に吹いていて音が微妙だったとか、本番で間違えれば、次から呼ばれなくなる。
先方の反応が「また次もよろしく!」だと安心します。逆に「ありがとうございます」といわれ、それ以降連絡がないと心配になります。
――かなり限られた枠なのでは?
みやけんさん:
オーケストラの世界はすごく狭い。
都内のプロのオケも数えるくらいしかありません。
その中でトロンボーン奏者は2~3名だけ。募集も1名。その1名に対して50~100名がオーディションを受けるので、結構大変です。
30歳になってもプロのオーケストラに呼ばれたことがない奏者もたくさんいます。
厳しいオーケストラの世界でも、みやけんさんはフリーランスのエキストラとして地位を確立。
東京都交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、読売日本交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団など、さまざまなオーケストラに定期的に呼ばれるようになります。