くらし情報『TBS新ドラマ『TOKYO MER』第1話感想 スピード感に、週末の憂うつが吹き飛ぶ』

2021年7月10日 11:18

TBS新ドラマ『TOKYO MER』第1話感想 スピード感に、週末の憂うつが吹き飛ぶ

それでも個人的には記憶に鮮明に残る医療ドラマは片手に数える程度だ。

今回は最新鋭の救急車両と事故・大規模災害が特色になる内容なのだろうとその時はばく然と思っていた。「まあいいんじゃない」…しかし、そんなぼんやりした予感は、ドラマ開始20分で想定外にくつがえされたのだった。

疾走感、濃厚な内容、すべてが想定外の『TOKYO MER』

その冒頭。最初の出動でTOKYO MERのメンバーはバスとトラックの衝突事故現場に駆けつけ救命にあたる。

鈴木亮平演じる主人公のチーフドクター・喜多見がトリアージタグを握るその瞬間に肌がざわつくような高揚感があった(おそらくトリアージタグは、今作を象徴するアイテムになるのだろう)。

そこから心停止した少女の心臓マッサージをこなし、蘇生を喜ぶ間もなく即座に次は成人女性の腹腔内手術をERカーの中で行う。

喜多見の鮮やかな手さばきの手術に息をのんで見入ったその直後、さらにダメ押しのように、運転席に閉じ込められて意識を失ったトラック運転手の開頭手術に狭い車内で挑む。
TBS新ドラマ『TOKYO MER』第1話感想 スピード感に、週末の憂うつが吹き飛ぶ

とにかくクライシスの密度がとんでもない。事件ものとしても見たことのないような濃さである。当初の「まあいいんじゃない」

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