くらし情報『【TOKYO MER感想 7話】境界をつくらないということ・ネタバレあり』

【TOKYO MER感想 7話】境界をつくらないということ・ネタバレあり

ほのめかす程度で、これまで詳細が明かされてこなかったチーフの喜多見の『いわく付きの過去』が事件に連動して動き出す第7話は、外国人労働者が数人働いている工場での救急要請からスタートした。

雇い主のあからさまな差別と事実関係の隠蔽から、苦しむ外国人労働者たちの病状の原因がなかなか明らかにならない上に、現場は警察に管理されており、喜多見たちは救命活動をことあるごとに阻まれる。

【TOKYO MER感想 7話】境界をつくらないということ・ネタバレあり

事件の進展とともに、ビザのない外国人労働者たちが更に十数人も地下に閉じ込められていること、地下での有毒ガスの発生が事件の原因であることが明らかになる。

そして警察は、テロリストの爆破予告の阻止のために現場に来ており、外国人労働者の中にテロリストの内通者がいると推測して彼らの救急搬送を拒んでいたのだ。

博愛への信念をつらぬく『MER』チーム

今回のエピソードで終始貫かれているのは、「見捨ててもいい命なんて存在しない」という、喜多見とMERチームのボーダーレスな博愛への信念だ。これまでも、どんな患者も救うという意思で危険を顧みず治療に当たったチームだが、テロの協力者である可能性を目の前にしても、救命したいと願う喜多見もチームも揺らがない。

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