2016年5月14日 15:00
アラサーのゆとり世代向け【大人のたしなみ塾】~回らない寿司屋編~
ネタをシャリから剥がして醤油をつけるなんてもってのほか。いくらなどの軍艦巻きは、ショウガに醤油をつけ、それをハケのようにしてぬります。そしてネタを下にし、舌にあたるように口に入れ、一口で食べるのが、よりおいしくいただくコツ!ネタとシャリのバランスを考えて握ってあるので、噛みちぎることはないように。もし口の小さい方であれば、シャリを小さめに握ってもらうようお願いするのもいいそうです。または、自身でシャリを半分に割り、ネタで半分のシャリを包むようにして食べ、そのあと残りのシャリを食べるのでもいいのだとか。でも、一口でパクっと食べたほうが面倒でなくてよさそう。
■知ったかぶりをしない
ここまででも数々のマナーがありましたが、最後にお伝えしたいのは「知ったかぶりをしない」ということです。例えば、「ムラサキをください」「おあいそお願い」「あがりください」といった業界用語。
これは符牒(ふちょう)という隠語で、「ムラサキをください」=醤油ください、「おあいそお願い」=お勘定お願いします、「あがりください」=お茶ください、の意味を指します。これらは職人さん同士が、お客さんに話している内容を知られないように使われていた言葉であり、ふつうお客は使いません!「ガリ」