ゆとり世代のファッションに「バブルブーム」が到来しているワケ
微妙に呼び名が変わり、現代風にアレンジされ、バブルブームが本格化しています。
バブルの申し子、石田純一さんがカーディガンやセーターを肩から掛け、袖口を胸元でゆるく結ぶスタイルも、「プロデューサー巻き」という名前がつくことで、なんだか今っぽく、おしゃれに見えてしまうから不思議ですね。
■リバイバルの要因は「圧倒的な存在感」
バブル期トレンドのリバイバルが注目を集める理由について、商品ジャーナリストの北村氏は、次のように分析しています。
バブル期の若者たちによる影響
バブルの時代から20年が経ち、当時の若者がさまざまな企業で決定権者になっている。これにより、当時楽しんだバブル期の商品を復活させようという気運が高まっている。
バブル期の商品の力強さ
消費意欲が高まっているときの商品は、全体的に力強いものが多い。ちょっとした遊び心があったり、贅沢感があったり、時を隔てても商品力が優れているからこそ、現代でも再ブームが起こる。
家庭回帰の流れ
ここ数年の消費者心理として、高級な白物家電が支持を集めるなど、気持ちにゆとりを持つ流れと家庭での過ごし方にこだわる流れにスポットが当てられてきた。