赤江珠緒語る過去 スパルタ親への感謝、面接では“下ネタ”を
赤江さんは退社を決めた。ところが、「退社」を伝え聞いたテレビ朝日から再び、「フリーで、うちに来ない?」と連絡が。ABCを’07年3月末で退社すると、4月からは、フリーとして『スーパーモーニング』に復帰することになったのだ。
「そこでオファーがなければ、完全に辞めていましたね。一度は寿退社でいいかと思いましたから」
’08年11月、33歳で結婚。’11年、『スーパーモーニング』が終了すると、後番組の『情報満載ライブショーモーニングバード!』で羽鳥慎一アナとともにメインキャスターとなる。
TBSラジオから声がかかったのはその翌年のことだ。それから4年、テレビとラジオ掛け持ちで担当し、30代は瞬く間に過ぎていった。
「子どものことは、結婚したころに、いちばん考えていました。35歳までに欲しいという意識がすごくあったんですが、追われるように仕事の時期が続いて……」
人気、実力とともにアナウンサーとして、まさに旬の30代。気がつけば39歳になっていた。
「ここで一度、真剣に妊娠・出産と向き合おうと思いました。ただ、妊活は1年だけと、自分のなかで区切りをつけていたんです」
’15年9月、『モーニングバード』を降板した赤江さんは、不妊治療に通い始めた。