2018年9月30日 06:00
前川清 “0.1トンの娘”侑那に「死なない程度に太れ!」
「子どものころは別に隠してもいなかったんです。大学でもそう。学校の友達には、私が前川清の娘だって最初から話してました。でも一歩、学校の外に出ると……父親の名前を聞いただけで態度が変わる人や、すり寄ってくる人も少なくなくて。ちょっと人間不信になりました」
だから、音楽を仕事にしていこうと決意した当初、父の名前を公にすることに、ためらいがあった。
「でも、去年の初めごろですかね、周りから『使えるものは使っていこう』という意見が出て。私も、2世が親の名前をどう使おうが、売れて、生き残れるのは、しっかりした実力と個性がある人だけだとわかってきたので。だったら、別に公言してもいいかな、と」
そして、こう力を込めた。
「まだ、まったく売れてないし。こんなこと言うと笑われちゃうかもしれませんが、根拠のない自信があるんです。私は、リズム感では誰にも負けないと思ってるし、他人にはない何かを持ってるって。だから、堂々と『前川清の娘です』と言っていこう、そう思ってる」
ロックバンドでメジャーデビューを目指す娘・侑那について、芸能生活50周年記念のコンサートのさなか、旅先のホテルで前川から話を聞いた。