くらし情報『SUGIZO パレスチナに音楽を!20年越し公演が持つ重大な意味』

2018年10月17日 18:55

SUGIZO パレスチナに音楽を!20年越し公演が持つ重大な意味

その結果、集団虐殺と暴力的な追放によってイスラエルが建国され、多数の難民が生まれました。アメリカをはじめとする分割決議に賛同した国々は、パレスチナ問題に多大な責任を負っています。しかしトランプ政権は8月31日、パレスチナ難民への援助を完全停止すると表明しました。その責任を忘却したかのような振る舞いです」

トランプ政権はすでに1月、パレスチナ難民を支援するUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)への拠出を凍結している。その結果UNRWAは深刻な資金不足に陥っていると岡教授は言う。

「学校運営や医療さえも成り立たず、生活は危機的状況です。パレスチナ“自治区”とは名ばかりで、ヨルダン川西岸地区はいまだに実質的にイスラエルの軍事占領下にあり、人々の移動もままなりません。パレスチナ人は単なる貧困だけではなく、アパルトヘイト時代の南アフリカ以上の抑圧下に置かれているのです。
いまだに日本では“イスラームとユダヤの宗教対立”と語られがちですが、宗教は関係ありません。パレスチナ問題の本質は、イスラエルという国家によって、パレスチナ人の生命、人権、そして人間の尊厳が踏みにじられ続けていることなのです」

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