くらし情報『SUGIZO パレスチナに音楽を!20年越し公演が持つ重大な意味』

2018年10月17日 18:55

SUGIZO パレスチナに音楽を!20年越し公演が持つ重大な意味

SUGIZOは’16年3月、シリア人が生活するヨルダンの難民キャンプを訪問。その際にバイオリンの演奏を披露したところ、人々は抑えていた感情を解放し、輝いた表情で踊り騒いだ。この体験を機に、音楽を通じた難民支援の重要性を認識したという。

「音楽をはじめとする芸術は人間の尊厳にかかわるものであり、その根幹に訴えかけるものではないでしょうか。パレスチナ人はまさに、尊厳を踏みにじるイスラエルという国家と闘っている。SUGIZOさんの試みは“チャリティー”だとか“希望を与えた”といった単純な言葉で表せるものではないと思います。人間として、パレスチナ人の置かれている状況に共感する強い思いがあったからこそ行動されたのだと感じました」(岡教授)

パレスチナは、今回SUGIZOが訪れた「ヨルダン川西岸」と、地中海に面した「ガザ」という2つの地区に分断されている。種子島とほぼ同じ面積に約200万人が居住するガザはいま「世界最大の野外監獄」と呼ぶべき状況だと岡教授は語る。


「イスラエルが’07年にガザを封鎖して以来、物資や人間の出入りが禁じられた状態です。燃料不足で工場がまともに稼働せず、若者の失業率は60%。

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