2018年10月29日 06:00
デビュー8年目で初主演!矢野聖人が追い続ける「監督の夢」
「30歳になる前に主演映画ができることがひとつの目標でした。夢がかなってうれしかったです」
そう語るのは、映画『ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。』(11月3日より全国公開)で主人公の飼育員・鯨井太一を演じた矢野聖人(26)。デビュー8年目でつかんだ映画初主演作は、和歌山県に実在する日本で唯一の「くじらの博物館」で働く若者たちを描いた青春物語だ。
「初めてクジラのショーを見たときは、『え?これを自分がやるの?』と思いましたが、クジラの調教は意外に苦労しなくて。サインを覚えたらとにかく自信を持ってやることを心がけました。海で行うクジラショーは、大きな水しぶきが立って迫力がありますよ」(矢野・以下同)
クジラを愛する太一は、日本一のトレーナーを夢見る飼育員の白石唯(武田梨奈)らとともに、悩んだりくじけたりしながらも、一歩一歩目標に向かっていく。
「唯とのラストシーンは、僕の考えを監督に提案させていただきました。
太一を演じてきて、『こういう言い方のほうがしっくりくるんじゃないかな』と。セリフの部分はほぼ採用していただき、思い入れのあるシーンになりました」
ふだんから脚本を書いているという矢野。