くらし情報『福島の主婦が追及!「政府の被曝基準論文」の不正疑惑』

2019年2月15日 11:00

福島の主婦が追及!「政府の被曝基準論文」の不正疑惑

「私は、いちばん線量が低いCエリアに住んでいます。時間はかかっても、除染はしてもらえると思っていました」

しかし、Cエリアの除染がされることはなかった。仁志田前市長は11年から子供を中心に、ガラスバッジと呼ばれる個人の線量を累積する線量計を配布。12年から1年間は、約6万人の全市民に配布し、個人線量を検証した。

「仁志田前市長は、『国が除染の目安とする空間線量率、毎時0.23マイクロシーベルトを超えていても、個人の年間追加被曝線量に関しては、一般人の限度とされる年間1ミリシーベルトを超えない』として、Cエリアの除染を取りやめたんです」

佐藤さんによると、そもそもガラスバッジを室内に放置していた人がほとんどだった。

「子供はランドセルに入れっぱなしだったし、屋外授業のときは、先生が集めて1カ所に保管していたと聞きました。知人は車の中に吊していました。実際の被曝量より過小評価になるのは当然です」

折に触れて、SNSでそのような問題点を指摘してきた佐藤さん。
16年の春、佐藤さんに「リタイアした物理学者です。お伝えしたいことがあります」とフェイスブックでお友だち申請があった。高エネルギー加速器研究機構(KEK)

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