くらし情報『『ある日突然オタクの夫が死んだら』著者語る“伴侶の死のリアル”』

2019年2月16日 11:00

『ある日突然オタクの夫が死んだら』著者語る“伴侶の死のリアル”

その瞬間『もう私のご飯を食べてくれる人はいないんだ』と落ち込んで、『あ、死にたいかも』と思ってしまいましたね」

当時、こささんの子どもは6歳と3歳。イラストレーターとして仕事をしていたとはいえ、結婚後は「主婦」として生活しており、夫が完全に大黒柱だった。そのぶん不安も強かったというが、「とにかく最初の3カ月さえ乗り切れば大丈夫です」と振り返る。

「漫画にも描きましたが、私は本当に手続き事が苦手なんです。でも、姉や夫の友人など、周囲の人にいっぱい助けてもらいました。役所の人も親切で、山積する手続きや申請について、いっぱい付箋をつけて説明してくれました。わからないことはそのままにせず、とにかく周囲に聞いたほうがいいと思います」

とはいえ、お金のことではやはり頭を抱えたことも。

「こんなことになるとは夢にも思っておらず、保険にすら入っていなかったんです。
貯金も思っていた以上に少なくてびっくり。他方、夫の葬式は想像以上の出費でした。『楽しいお葬式』にできたので、そこに後悔はありませんが、出費が多かったのは事実です。そんなわが家にとって、助けになったのは遺族厚生年金の存在でした。派手に生活しなければなんとかなることがわかったので、本当にありがたかったですね」

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