くらし情報『遺言、墓じまい、ペット…親の死後起きるトラブルに備えよう』

2019年4月3日 11:00

遺言、墓じまい、ペット…親の死後起きるトラブルに備えよう

法改正により財産目録はワープロ文書で作ったものでも可能になるなど、今後も遺言の利便性は高まっていくと思われます」(風呂内さん)

公証人の立ち会いのもと、公正証書遺言を作成する場合は。

「費用は財産額が100万円以下で1人に遺すなら、1万6,000円で作成できます。これに財産価格などにより、手数料が加算されます」(勝さん・以下同)

ペットがいれば“次の飼い主”についても遺言で触れておく。

「事前に引き取ってもらいたい親類や知人に相談を。新たな飼い主を探してくれるペット信託を扱う保険や団体もあります。ペットが5年生存することを想定し、100万~200万円の費用が必要です」

自分の死生観も伝えるべき重要事項。命に関わる医療の選択肢を迫られたとき、積極的な治療で延命を図るか、緩和ケアに切り替えて穏やかに死を迎えるか――。子どもに心理的負担をかけないためにも決めておきたい。
また、葬式に関しては“自分の望む形”を作っておくこと。「葬儀に呼びたい人のリスト、形式や料理など、事前予約が無難。生前支払いが基本なので、契約状況を家族に知らせておくこと」

死後、問題となるのは墓や仏壇。誰が引き継ぐかでもめたり、子や孫が引き継ぎたいのに、親が勝手に「墓じまい」

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