くらし情報『宮沢和史「苦労した日系移民の力になる歌を」』

2019年4月13日 06:00

宮沢和史「苦労した日系移民の力になる歌を」

戦後の日本の繁栄は、沖縄戦で散った20万柱の上にある。そんな歴史が忘れられていいのか。そう考えた宮沢さんは、沖縄の人に何か返したいと思うように。

「今度、その語り部の女性に再会したとき聴いてもらう曲を作ろう。沖縄戦を体験された方々に恥ずかしくない曲を、と思って作ったのが『島唄』です」

’93年に発売された『島唄』(オリジナル・バージョン)は140万枚を超える大ヒットを記録。宮沢さん27歳のときだった。『島唄』のヒットによって、自分の音楽の作り方は間違っていない、という確信を得た宮沢さん。探求心は、さらに南米音楽へと向かっていく。


’96年にはブラジル3都市でTHE BOOMのライブを実施。’98年にはソロで南米のアーティストとアルバムをリリース。

「ブラジル音楽に傾倒しているときも、アルバムにはかならず沖縄音楽の影響を受けた楽曲を入れていました。精神的には、いつも沖縄と近いところにあった。でも、物理的に行く回数は減っていた時期でしたね」
しかし、再び、海を越えて沖縄と出合い直す出来事あった。’01年、アルゼンチンで『島唄』がカバーされ、大ヒットしているという噂が飛び込んできたのだ。

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