2019年4月26日 16:00
最大168万円の給付金が!専門実践教育訓練で就職を目指す
新元号「令和」の幕開けに合わせて、新しいチャレンジを始めてみませんか。「教育訓練給付制度」を利用すれば、お得に学べるそう。経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれた――。
教育訓練給付制度には、「一般教育訓練」と「専門実践教育訓練」があり、どちらも雇用保険の加入が条件です。雇用保険は収入に関係なく、31日以上雇用され、週20時間以上働く学生以外の方なら加入できます。パートでも扶養の範囲内でも加入できるので、利用できる方は多いと思います。
専門実践教育訓練は、雇用保険の加入期間が2年以上ある、現在働いている方か、退職後1年以内の方が利用できます。給付金は、講座受講中に受講費用の50%が年40万円まで、最大3年間で合計120万円まで支給されます。
また資格などを取得し、それを生かして職に就いた場合は、さらに20%が支給されます。受講中に受け取った給付金と合わせると、受講費用の70%、年56万円までが3年間ですから、最大168万円が支給されるのです。
専門実践教育訓練は専門的な講座が中心で、受講期間も年単位のものがほとんどです。
たとえば、保育士の資格取得には2年間で120万~200万円かかります(昼間通学の場合)。