2019年5月1日 22:09
遠藤ミチロウさん死去 その人柄に 「存在が誇り」と哀悼相次ぐ
(音楽関係者)
Twitterでは思想家・吉本隆明さん(享年87)の娘である吉本ばなな氏(54)が《ミチロウさん、ずっとうちの父の友だちでいてくれてありがとう。今頃ふたりが久しぶりに出会っていますように。安らかに》と投稿。さらにその死を悼む声も上がっている。
《同郷と知って以降、ミチロウさんという人にひかれ、震災後の行動や存在も含め誇りで。本当に残念です》
《ミチロウさん。アルバム”TRASH”は中坊の頃の青春の一枚でした》
《福島のパンクはミチロウさんが誇りでした みんなはじめてお会いした時スターリンのイメージで怖い人なんだろうと思って恐る恐る話しかけるんだけども 心より優しいかたでした》
亡くなるまで福島の復興に奔走していた遠藤さんだが、もともとは福島が嫌いだったという。そのため大学入学とともに早々と町を出た。
「そんな遠藤さんが復興に懸命になったのは、不思議なことに思えるかもしれません。ですが震災直後に福島への”差別”を目の当たりにした遠藤さんは、憤りから立ち上がることを決意しました。またこれまでも“世の矛盾”をテーマに歌ってきましたが、『福島の矛盾は隠ぺいされ、忘れられている』と告白。