「宮藤官九郎」について知りたいことや今話題の「宮藤官九郎」についての記事をチェック! (1/17)
横浜流星主演の大河「べらぼう」。その第8話が2月23日に放送され、花の井の気持ちに鈍感な蔦重に九郎助稲荷から怒りの声が飛ぶシーンに「瀬川が可哀想すぎてホント涙出てきた」「九郎稲荷が代弁してくれた」などの反応が寄せられている。本作は後に日本のポップカルチャーの礎を築いた蔦屋重三郎の波乱万丈の生涯を描く、笑いと涙と謎に満ちた痛快エンターテインメント。これまでにない細見を生み出した蔦屋重三郎=蔦重を横浜が演じる。共演には蔦重の細見が売れるようにするため、五代目瀬川を襲名した花の井に小芝風花。蔦重と青本を作ろうとしていた矢先、偽版作りで捕まった鱗形屋孫兵衛に片岡愛之助。希代の天才・平賀源内に安田顕。平賀源内と行動を共にする小田新之助に井之脇海。蔦重を養子として育てた駿河屋市右衛門に高橋克実。駿河屋の実子・次郎兵衛に中村蒼。地本問屋の西村屋与八に西村まさ彦。“地本問屋”たちのリーダー的存在・鶴屋喜右衛門に風間俊介。足軽から大名に昇りつめた田沼意次に渡辺謙。意次の嫡男・田沼意知に宮沢氷魚。八代将軍・吉宗の英才教育を受けてきた徳川家治に眞島秀和といったキャスト。ナレーションと九郎助稲荷の声には綾瀬はるか。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。8話では蔦重の細見が大人気となり、そのおかげで吉原は活況に沸くが、五代目瀬川を襲名した花の井は多忙を極めることになる。一方偽板騒動で捕まった鱗形屋の裁きは軽いものとなり、本屋に復帰した鱗形屋は蔦重が取材したネタを使った「金々先生栄花夢」を出版、これが評判を呼ぶことに。「金々先生」の存在を知った花の井は、蔦重が地本問屋の仲間入りができなくなるのでは?と心配し吉原神社へ…という展開に。吉原の旦那衆が味方になったと話し「仲間が増えた」と喜ぶ蔦重だが、花の井は悲し気な表情を浮かべる。蔦重は「お前のおかげだよ。今までお前が助けてくれたから」と感謝を伝えたうえで、「女重寶記」という女性向けの教養書のような本を送る。花の井には「とびきり幸せになって欲しい」という蔦重は、女郎である花の井が見受けされた後も世間知らずにならないように女重寶記で勉強して欲しいと話すのだが、花の井は蔦重にとって自分は“救ってやりたい女郎の1人”でしかないと残念がり、涙をこらえながら「ばからしいありんす」とつぶやくとそそくさと神社を後にする…。花の井が怒っていることはわかってもその理由がわからない蔦重に、綾瀬“演じる”九郎助稲荷から「ばーか!ばか!ばか!」と怒りの声が飛ぶのだが、花の井の想いに気づかない蔦重にもどかしさを感じた視聴者からは「瀬川が可哀想すぎてホント涙出てきたわ。気づいてあげてよ」「女心わからんすぎだろばーーーーーか!!とか言ってたら九郎稲荷が代弁してくれた」「蔦重のバカー!と思ったらお稲荷さまが「ぶわぁーか!ばーかばーか!」って言ってくれたわ!」などの声が。そして終盤では鶴屋が西村屋、鱗形屋らを引き連れ吉原に乗り込んできて、蔦重を地本問屋に仲間入りさせる話を撤回すると告げる。その際鶴屋は、他の本屋仲間が「吉原の人間とは同じ座敷にもいたくない」と言っていたなど、他人の話としながらも吉原を蔑む発言を連発したことで旦那衆の怒りが沸点に達し、鶴屋は駿河屋に階段から落とされ、地本問屋は吉原出入禁止とされてしまう…。このラストに「忘八の旦那衆が、今回めっちゃカッコよかった」「最後あまりに忘八アベンジャーズ!」「まさか忘八アベンジャーズにスカッとさせられる日が来るとは」といった声が殺到する一方、「絵面アベンジャーズというよりアウトレイジの世界」「忘八だからアベンジャーズと言うよりはアウトレイジ」などといったポストもSNSに寄せられている。【第9話あらすじ】蔦重は瀬川の身請け話を耳にして初めて瀬川を思う気持ちに気づく。その一方、新之助はうつせみと吉原を抜け出す計画を立てるが…。「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」はNHK総合で毎週日曜20時~(再放送は翌週土曜13時5分~)、BS・BSP4Kで毎週日曜18時、BSP4Kで毎週日曜12時15分から放送中。(笠緒)
2025年02月24日2025年6月19日(木) から6月29日(日) にかけて本多劇場にて、平凡パンチラインvol.1 『Wife is miracle~世界で一番アツい嫁~』が上演されることが決定した。今作が記念すべき第1弾公演となる“平凡パンチライン”は、大人計画の5人の女優が創案し企画から参加する公演。舞台ウーマンリブ vol.16『主婦 米田時江の免疫力がアップするコント6本』や、ドラマ『不適切にもほどがある!』を手掛けた宮藤官九郎が、「どんな役をやってみたいか?」というお題を投げ、5人がリクエストした人物像をもとに設定を起こし、相関図とプロフィールを作成。そこへ女優自らが肉付けして出来上がったバカバカしくも厚みのあるキャラクターたちを、さらに宮藤が物語の中で輝かせていく、まったく新しい形で作品を創り上げる。演出は女優・演出家として活躍し、2023年の舞台『阿修羅のごとく』にて第30回読売演劇大賞 優秀演出家賞を受賞した木野花。ゲストとして迎えるのは、2014年キングオブコントで優勝、2024年は決勝審査員を務め、映画『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』やドラマ『アンサンブル』など俳優としての活躍も目覚ましいシソンヌじろう。大人計画公演には初参加となり、5人の女優の相手役として様々なタイプの人物を演じ分ける。“平凡パンチライン”のユニット名を冠した女優たちは、昨年舞台『峠の我が家』やドラマ『マウンテンドクター』に出演し、舞台『しばしとてこそ』の開幕が迫る池津祥子。昨年の宮藤作・演出の舞台、ウーマンリブ vol.16『主婦 米田時江の免疫力がアップするコント6本』にも出演し、舞台『Lovely wife』を控える伊勢志摩。舞台『ふくすけ 2024-歌舞伎町黙示録-』やドラマ『東京の雪男』に出演、今年は舞台『年下彼氏~君のとなりで~』が近づく宍戸美和公。昨年の舞台『ゾンビいまさら』に出演し、現在は舞台『消失』に出演中の猫背椿。そして、昨年の舞台『ケレン・へラー』では主演を務めた中井千聖が出演する。<キャスト・スタッフ コメント>■作:宮藤官九郎また新しいことやるのか、それが率直な感想でした。50代 50代 50代 50代 20代。大人計画の怪女優5人からのオファーを断ったら呪い殺されそうだし、大好きなシソンヌじろう氏も出るっていうし、演出は木野花さんだし、こんな機会は滅多にないし、どうせなら、いつもと違うプロセスを踏みたい。そこで5人に「どんな役を演じてみたいですか?」というアンケートを取り、その回答からキャラクターを膨らませ、今、物語を組み立てています。宍戸さんの「90歳のユーチューバー」という回答以外は、ほぼ活かせそうです。普段バイプレイヤーとして、数多の現場を支える頼もしい我が女優陣が、思い切りど真ん中で、本気で輝いている姿を想像して、今から楽しみで仕方ありません。■演出:木野花大人計画の女優陣とみんな大好きシソンヌじろうさん、作宮藤官九郎さん、贅沢過ぎないか?と興奮する間も無く「みんなで、企画の段階からアイデア出しあって」!と追い打ちをかけてきた。以前、こういう取り組みで芝居作りしていたので、このメンバーでミーティングしたらどうなるんだろうとさらに期待が膨らみました。予想を超えるミーティングの盛況さでした。このアイデアにこの人ありとばかりに飛び出すアイデアが面白過ぎて、宮藤さんはどこを削るんだろうといらぬ心配をしながら、手に汗握る気持ちで出来上がる時を待っています。ノドがカラカラです。■じろう(シソンヌ)大人計画の舞台に出れる日がくるだなんて。しかもお姉様5人と僕だけだなんて。稽古初日、伊勢さんに「更衣室じゃなくてあたしたちの目の前で着替えなよ」って言われて、池津さんに「姉さん、それはかわいそうですよ~。私たちで着替えさせてあげましょうよ」って言われて猫背さんに無理矢理脱がされて、裸で立たされて指差して笑われて、宍戸さんに「明日からブリーフで来ること」って言われて、中井さんにおちんちんを小指でちょんっ、てされて、5人がゲラゲラ笑う。なんてことにならなければいいな、と思ってます。楽しみです。■池津祥子今回の公演、役者たちが企画から関わっております。それぞれどんな芝居がやりたいのか、ユニット名は?タイトルは?チラシデザインは?と、あーだこーだ、たまに脱線暴走しつつも楽しい会議の日々。「こんな芝居でこんな役をやりたい!」と宮藤さんに欲望詰め込みまくった案を伝えました。初めて木野さんの演出を受けられるのも楽しみです。どんな稽古になるのか……大量の汗をかく覚悟は出来ています!そしてみんな大好きじろうさん!芝居でご一緒できるなんて!今からワクワクしております。この座組。もうすでに面白くなる予感しかしておりません。どうぞご期待ください。■伊勢志摩あんまり主体性というものがありません。面白そうなものに近づいていくだけ。その後は波に飲まれる感じで事が進んでいきます。普段、あんな役こんな役、やってみたーいなんて安い感じで口にしてるけど、いざ正しく尋ねられると結構困るものです。結局アイデンティティとは真逆のキャラを答えてしまうのでした。でも、つまり決死です。できるかどうかわかんないし、クールなじろうさんの素顔を垣間見たいし、木野さんのパワー演出に答えたいし、覚悟を持って挑みます。あ、大げさでしたね。楽しく楽しくやっていく所存です。■宍戸美和公みんなの憧れ“じろうさん”と舞台を共にすることが出来るなんて嬉しすぎる、(客席から)観たすぎる。一秒も無駄にせず全細胞を動員して舞台に挑め、私。などと思ってはおります。少々残念な頭と体力の衰えを感じている宍戸が、舞台にどう嵌まっていくのか不安もあります。“コワ楽しい”が今の心境です。■猫背椿劇団に入った頃はぴあ(情報誌)に掲載された次回公演のあらすじを読んで『ああこんなお話をやるんだな』と知ったものでした。今回初めて、内容について事前に色々な相談をできる機会があり、ほかの女子たちの意見を聞くのはとても興味深かったです!大好きなじろうさんをお迎えしてどんな風に転がるのか、どんな風に宮藤さんや木野さんが転がしてくださるのか、自分はどんな風に転がるつもりなのか、今から楽しみです♡■中井千聖楽しかったです!って、まだ稽古もしてないのに言いたいくらいです。打ち合わせをしていく中、アイデアが溢れて止まらない先輩方と、それを即座にまとめ上げる宮藤さんの創造性に震えつつ、笑いが止まりませんでした。稽古場ではどうなってしまうのでしょうか。じろうさん、先輩方はもちろん、演出の木野さんの一挙手一投足にも大注目できっと目が足りないだろうな……にやにやしてきちゃいます。こんな贅沢づくし、心配は何もないです。存分に学び、笑いたいと思います。<公演情報>平凡パンチラインvol.1 『Wife is miracle~世界で一番アツい嫁~』作:宮藤官九郎演出:木野花出演:じろう(シソンヌ)、池津祥子、伊勢志摩、宍戸美和公、猫背椿、中井千聖2025年6月19日(木)~6月29日(日)会場:東京・本多劇場公式HP:
2025年02月05日元陸上自衛官でタレントの福島和可菜が4日、自身のインスタグラムを更新。【画像】「また切ってしもうた」元自衛官タレント・福島和可菜、ロングヘアへの挑戦は断念⁉もファンからは大好評!「大崎上島に雪が積もった事はほぼないらしい時化で海に出れず、山では雪が積もる☃️荒れ女にもほどがある」と綴り、自身の後ろ姿が写った写真1枚をアップした。「先週も時化で出れなかったけど、今日も出れないなんて…️」とやや落胆気味の福島だが、「でも、雪が降るなんてレアみたいなので、こんな時に島に上陸出来た事は逆に幸せだw」とポジティブな考えを明かした。 この投稿をInstagramで見る Wakana Fukushima(@fukushimawakana)がシェアした投稿 この投稿には多くのいいねが寄せられている。
2025年02月05日主演・菅田将暉、脚本・宮藤官九郎、監督・岸善幸で贈る移住エンターテインメント『サンセット・サンライズ』。1月31日(金)、公開御礼舞台挨拶が行われ、菅田と岸監督が映画を見終えたばかりの観客からの質問に応じた。第37回東京国際映画祭ガラ・セレクション部門 招待作品として選出された本作。都会から移住した釣り好きサラリーマン西尾晋作と、宮城県・南三陸で生きる住民との交流や、人々の力強さや温かさをユーモアたっぷりに描いた。※本編の内容に触れている部分があります。1月17日の公開初日からすでに2週間が経つが、菅田、岸監督と映画をさらに深掘り、語り合える貴重な機会とあって客席は満席。劇中では、菅田演じる主人公・西尾晋作が、コロナ禍でのリモートワークを機に、南三陸にお試し移住をするが、まず質問に立った女性はコロナ禍での学校生活で、体育祭や文化祭など様々な機会を奪われてしまったという。そんな彼女を含む10代に向けて、この映画を通じてのメッセージを求められた菅田は「僕がこの映画の好きなところは、ラストのまとまり方、向き合い方なんです」と応じる。■「自分を大事にする、もうちょっとワガママになってもいいんじゃないか」「見ていただいてわかるように、全員がワガママで、協調性ゼロの人たちの映画です(笑)。だからこそ、共存できているというか。(菅田演じる)西尾は好きなこともあるけど、生きていかなきゃいけないから仕事もやっていて、でもそれだけじゃ満足できない中でコロナ禍になってしまって『いまなら逆に好きなことを両立できるかも』と急に(南三陸の)家に行って、迷惑をかけつつ、『好きだから』という思いで暮らし始めるわけですよね」と話す。「そこで地元のみなさんとのセッションがあって、最終的に百香さん(井上真央)の家のお話になって、ああいう形での“ゴール”というのは、それぞれが自分の思いを具現化した結果、好き勝手やった結果で『こんな家族の形になりました』という、その生き方が僕はすごく好きです。もちろん協調性、『みんなで共存していきましょう』というのは大事なんですけど、その前に自分を大事にする、もうちょっとワガママになってもいいんじゃないかなと、この映画を見て思いました」と自身が本作から受け取ったメッセージを語る。そして将来は「カメラマンになりたい」という夢を語った質問者の10代の女性に向けて「いま一番ワガママをやっていい時期だと思うし、(間違ったことをしたら)きっと誰かが怒ってくれるので。我を磨いてほしいです」とエールを贈った。岸監督は「コロナ禍でいろんなことを制限されて、良い点があったとすれば、自分を見つめ直すというタイミングが持てたことで、あれがなかったら、この作品はできなかったと思います」と述懐。そして、メッセージとして「菅田さんが言ったことに近いかもしれないですが、他人がワガママに生きていくことを認めないといけないんですよね。そういうことを念頭に置きつつ、人に会いに行ってほしいと思います。自分の世界だけでなく、旅をしてもいいと思いますし、たくさん人に出会ってほしいです」とアドバイスを口にした。■「緻密な脚本」竹原ピストル“ケン”と菅田将暉“晋作”のバトルの裏側続いて、市役所に勤務しているという男性は、実際に震災の翌年、復興の応援のために派遣され、岩手県大船渡市で3か月ほど過ごしたと言う。「(地元の人々が)温かくて、こちらが応援のつもりで行ったのに、逆に元気をもらいました」とふり返り、「いまの僕にとって大事な映画でした」と自らの経験と重ねて感想を伝えると、岸監督も「大船渡で撮影したシーンがいくつかあって、お世話になりました」と改めて地元の協力への感謝を語った。その男性は、竹原ピストルが演じるケンが菅田演じる晋作とのバトルで、壁に穴が開くシーンについて「あれは本当に壁を壊そうと思って激しくやったのか?偶然、穴が開いたのかどっちですか?」と質問。岸監督は「宮藤官九郎さんの台本に『大変なことになる』とありました(笑)」と明かし「緻密な脚本で、(ケンカの後で、穴をふさぐために)絵を掛けるというシーンがあって、井上(真央)さんの身長と菅田さんの身長(を見て)、そこに額縁が自然に飾られるとなると、菅田さんの肘くらいのポジションかな…? ということで、アクション部の方と殺陣をつくって、菅田さんをぶつけて穴を開けています」と緻密な計算の上で、穴が開くように撮影されていると明かしていた。■岸善幸監督「一生懸命作った作品です」地方出身者という女性からは、映画の中で描かれる移住と絡めて、菅田と岸監督に「人生の終着地として、都会で人生を終えたいか?それとも田舎や地方がいいか?」という質問が。菅田は「今回の映画は、移住というスタートの話ですけど、ゴールはどこが良いかということですね? 良い質問ですね」と笑顔でうなずきつつ、「自然があるところがいい」「やっぱりどっちかというと田舎がいいかな」と回答。岸監督は「難しいな…。大切な人に言いたい言葉だけ伝えられたら、場所はどこでもいいのかな」と語り、その言葉に菅田も「たしかに。伝えに行ける距離にいるかってすごく大事なことですよね」と深くうなずいていた。舞台挨拶の最後に岸監督は「(質疑応答を通して)みなさんから感想をいただきましたが、本当にそういうこと伝えたくて、宮藤さんともいろいろ議論しながらこの作品を作りました。菅田さんをはじめ、脚本を読んだ時点でこの作品を好きになってくれて『やりたい!』と言ってくれた人たちと一生懸命作った作品です。もし、他の人に勧めていただければもっと見ていただけるのでよろしくお願いします」と呼びかけた。菅田は、劇中で竹原ピストルさんが口にする「たまに見にくればいいんでない?ご馳走用意して待ってっから」という言葉に言及し「これは宮藤さんが実際、地元の人たちに震災後にインタビューした時に言われた言葉を反映しています」と明かす。「岸さんをはじめ、地元をよく知っている人たちによって、この映画の濃度ーー映画というファンタジーの中の本当の部分がちゃんと作られていると思います。今日みたいに、この映画を軸にディスカッションをしたりすることで、映画というものがずっと残っていけると思うので、これからもそういう存在になってくれたら嬉しいです。そんなきっかけを作ってくださって、ありがとうございました。みんな、この映画をもう一回見よう!」と呼びかけ、温かい拍手の中で、舞台挨拶は幕を閉じた。『サンセット・サンライズ』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:サンセット・サンライズ 2025年1月17日より全国にて公開(C)楡周平/講談社 (C)2024「サンセット・サンライズ」製作委員会
2025年02月02日映画『サンセット・サンライズ』(公開中)の仙台凱旋舞台挨拶が18日宮城・MOVIX 仙台で行われ、菅田将暉、岸善幸監督、脚本・宮藤官九郎氏が登壇した。同作は、楡周平氏の同名小説を映画化したヒューマン・コメディ作品。都会から“お試し移住”した釣り好きのサラリーマン・西尾晋作(菅田)と、宮城県・南三陸で生きる地元住民たちとの交流、人々の力強さや温かさをユーモアたっぷりに描く。脚本は宮藤官九郎が務め、『あゝ、荒野』『正欲』などの岸善幸監督がメガホンを取る。○菅田将暉・宮藤官九郎ら、映画『サンセット・サンライズ』の舞台・宮城に凱旋南三陸を舞台にした同作。撮影の大部分を宮城県で行なったことから今回の凱旋舞台挨拶が実現した。、宮城県に約1年ぶりに戻ってきた気持ちを聞かれると、菅田は「⼀番観てほしかった皆さんに観てもらえたのが嬉しい」とコメント。そして、宮城県出身の宮藤は「『あまちゃん』を書いた時に、みやぎ絆大使なのに、なぜ宮城の話じゃないのかと言われて……今日これでやっと安心しました」と会場を沸かせた。撮影現場の気仙沼市には、2023年の秋に約1カ月滞在しながら撮影を行なったそうで、菅田は撮影の合間に散歩や買い物をして、町を巡っていたという。気仙沼のお土産店にはよく足を運び「氷の水族館」では「氷でできたほやボーヤと写真を撮ったんです」とうれしそうに話した。また、三陸の新鮮な魚を使った料理が多く登場する今作。「間違いなく一番料理を食べた」という菅田は「もう⼀度食べたい料理」を聞かれると「モウカノホシ(ネズミザメの心臓)」と即答する。「(今は食べられない)生レバーが大好きだった人間としては、ほぼ生レバーみたいでおいしかった。また食べたいです」と笑顔を見せた。作品中の「モウカノホシ」「ハモニカ焼き」などの個性的な料理は、監督がロケハンで見つけたもので、脚本にはなかった料理だそうで、ほかにも「あざら」や「やきがぜ」などの名前も上がり「おいしかった」「お土産でも買った」と盛り上がっていた。最後にスペシャルゲストとして、宮城県気仙沼市の観光キャラクター・ホヤぼーやが登場し、3人に花束を贈呈。最後のあいさつでは、宮藤が「宮城を舞台に、震災とコロナというシリアスな問題ながら、ハートフルなコメディに仕上げました。自分としてはがんばった作品です」と話し、菅田も「舞台となったその土地のよさを広めることができるのも映画の良さだと思いました。ほやボーヤもこれから羽ばたいてください」とほやボーヤへエールも送っていた。
2025年01月21日宮藤官九郎脚本、菅田将暉主演『サンセット・サンライズ』の特別映像が解禁。また映画公開直前の1月8日(水)に生配信イベントが行われることが決定した。楡周平の同名小説を映像化した本作は、都会から移住したサラリーマンが、地方での生活を通じて新たな人生を見つける移住エンターテインメント。この度解禁されたのは、菅田将暉が演じる晋作が、本音を吐露する特別動画<新しい幸せ編>。百香(井上真央)が物件登録した翌朝に、晋作がアポなしで内見し、「早すぎませんか?!」と怯える百香と晋作のコメディのような出会いからスタート。一転、宇田濱で過ごす中で新しい幸せを見つけていく晋作が、「ただ釣りが好きで、空き家物件探してきただけなのに、なんでこんなに切ないんですか?」と、その胸中を感情のままに絞り出し、ケン(三宅健)や百香たちが、それぞれの日常を生きながら、それぞれが心に抱える想いを吐露していく。「GRe4N BOYZ」が寄せたインスパイアソング「シオン」をバックに、皆が自分が考える<新しい幸せ>へと向かっていく姿を捉えたエモーショナルな映像となっている。また、1月8日(水)には豪華キャストが集結する生配信イベント「サンセット・サンライズ新年会」がYouTubeで開催されることが決定。菅田、井上真央、三宅健らが出演し、視聴者からの質問に答えるコーナーや、映画の見どころを語るトークが予定されている。『サンセット・サンライズ』は1月17日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:サンセット・サンライズ 2025年1月17日より全国にて公開(C)楡周平/講談社 (C)2024「サンセット・サンライズ」製作委員会
2025年01月07日1月期に放送した阿部サダヲ主演「不適切にもほどがある!」の年末一挙放送SPが決定した。宮藤官九郎脚本で贈る本作は、阿部演じる昭和のおじさん・小川市郎が、ひょんなことから1986年から2024年の現代へ迷い込んでしまうところから始まる、意識低い系タイムスリップコメディ。仲里依紗、磯村勇斗、河合優実、山本耕史、古田新太、吉田羊ら豪華俳優陣も出演している。放送を終えてから、「ギャラクシー賞・テレビ部門特別賞」をはじめ、「第40回ATP賞テレビグランプリ」、「東京ドラマアウォード2024・4冠」など、ドラマ界の様々な賞を受賞した。今回の一挙放送では、すでにリリースされているBlu-ray&DVD収録の未公開カット集の中から一部を抜粋し、再編集して公開。さらに、最終回にサプライズ出演した「Creepy Nuts」の歌唱シーンをロングバージョンで放送する。「不適切にもほどがある!」一挙放送SPは12月30日(月)7時~/11時10分~、12月31日(火)10時~/11時10分~TBSにて放送(※一部地域を除く)。(シネマカフェ編集部)
2024年12月19日菅田将暉主演『サンセット・サンライズ』よりメイキングショットが解禁された。本作は、楡周平の原作を基に、岸善幸監督、宮藤官九郎脚本で製作された移住エンターテインメント。主演は、岸監督と『あゝ、荒野』(17)以来7年ぶりにタッグを組んだ菅田将暉が務めている。解禁されたメイキングショットには、菅田演じる晋作が念願の「釣りざんまい」の日々を過ごす様子が捉えられている。移住先の家主・百香(井上真央)の父親で漁師の章男(中村雅俊)の漁船に乗船した晋作が早速ヒラメを釣り上げ、極上の笑みで写真に収まるシーンのショットのほか、リラックスモード全開で漁船に乗り込み中村と撮影の合間に談笑する姿などが捉えられている。撮了後に共演者からは「菅田さんが初めてとは思えない量の魚を釣っていました!」と暴露されると、菅田は「釣りにハマってしまうと、時間が溶けてなくなると思ったので“封印”しました(笑)」とコメント。菅田がスタッフから初めての釣り指導を受けるシーンなど、まさに劇中の晋作と同じく、撮影中に“釣りざんまい“の日々を楽しんだ菅田の思い出を辿るようなメイキング写真となっている。『サンセット・サンライズ』は2025年1月17日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:サンセット・サンライズ 2025年1月17日より全国にて公開(C)楡周平/講談社 (C)2024「サンセット・サンライズ」製作委員会
2024年11月27日サモ・アリナンズ(以下、サモアリ)7年ぶりの公演にして最後の本公演『蹂躙さん』の詳細が発表された。1992年に旗揚げされたサモアリ。本作は、その後東京・本多劇場進出時に上演した『蹂躙』をベースとする、サモアリが得意とする“学園・勧善懲悪物語”。サモアリではお馴染みの俳優である平田敦子、久ヶ沢徹に加えて、荒川良々、宮藤官九郎が客演する。なお主要メンバーの座長・小松和重、平田、久ヶ沢は、学生服で『蹂躙』と同じ役を演じる。『蹂躙さん』は、2025年3月23日(日) から31日(月) に東京・ザ・スズナリで上演。また小松からコメントが到着した。■小松和重 コメントどーも、サモ・アリナンズの小松です。いやぁ、何年ぶりですか?久しぶりすぎちゃって覚えていませんが、やりますよ!本公演!で、今回は何とっ!サモアリ最後の公演にな……え?何ですかサモ・アリナンズって?ですって!?はぁ?!知らないの?あ、そうかっ!知らない人の方が多いのか!うわぉ!何てこった!ぷぅ!あ、失礼。そうかぁ〜ご存知ないですよねぇ。あの、サモアリって省略されがちなサモ・アリナンズってそこそこ頑張ってた劇団がありましてね。1mmも心に残らない演劇をもう30年くらいはやってんじゃないかなぁ。そんな、みんなから忘れ去られそうなサモアリが、ガラリと街並みが変わってしまった下北沢で久々に公演をやるって話なんですけど……どーですかね?興味あったりします?一応、面白いコトをやりますので、よーし、どんなもんか観てやろうじゃないか!ってな感じでスズナリに来てみませんか?あのぅ、今回で最後の公演になっちゃうんですよねぇ。こんなの演劇じゃないよ!と、先輩方に怒られたのも遠い昔。でも、楽しいからイイじゃん!ってやり続けてきたんだもんね!うはは。さて、もう太い眉毛とはお別れですな。では劇場で!<公演情報>サモ・アリナンズプロデュース第28弾『蹂躙さん』原作:倉森勝利脚本・演出:小松和重ブラザーズ出演:小松和重家納ジュンコ佐藤貴史大政知己月野木歩美/荒川良々宮藤官九郎久保田武人平田敦子久ヶ沢徹日程:2025年3月23日(日) ~31日(月)会場:東京・ザ・スズナリチケット一般発売:2025年1月18日(土) 10:00~()公式サイト:
2024年11月26日元陸上自衛官、ミリタリーコスプレイヤーの「かざり」が21日、自身のインスタグラムを更新した。【画像】元自衛官の美人コスプレイヤー「かざり」がバイカーコスでファンを大魅了するかざりは「写真集アナザーカット」と綴り、最新の短編動画を公開した。スライドショー形式の動画ではあるが重厚感ただようミリタリールックほか、爽やかさをブレンドしたサマーコススタイルまで、彼女のクールビューティーな姿を閲覧できる。かざりは「コミケお楽しみに…☺️」と余韻を残し、投稿を締めくくった。 この投稿をInstagramで見る かざり()(@kazariri)がシェアした投稿 この投稿にファンからは「嗚呼冬コミ楽しみでたまらないですね⤴️⤴️今回も開場次第にかざりんのサークルにむかいます」「かざりちゃん、どれもいい写真だね✨よく似合ってます\(^o^)/」といったコメントが寄せられている。
2024年11月22日あなたにとって、忘れられないヒーローは誰ですか。昔、かっこいいと思っていた存在は、何年経っても憧れの的であるという人も多いでしょう。令和の渋谷に、ヒーロー見参!2024年11月21日、株式会社パルコが手がける、東京都渋谷区にある映画館『シネクイント』が、同年12月20日から映画『ピンポン』のデジタル版をリバイバル上映すると発表しました。2002年に公開された、映画『ピンポン』は、漫画家の松本大洋さんによる同名作品を実写化したもので、曽利文彦さんが監督を、宮藤官九郎さんが脚本を担当しました。主人公を務めたのは、星野裕(通称:ペコ)を演じる窪塚洋介さんと、月本誠(通称:スマイル)を演じる井浦新さん。さらに、中村獅童さんや大倉孝二さん、荒川良々さんなど、そうそうたるキャストが出演しています。★━━━━━━━━━ #ピンポン デジタル版 リバイバル上映決定 ━━━━━━━━━★この冬、究極の青春映画が「初」デジタル版で蘇る! ☑︎名台詞の数々☑︎音楽×映像の融合☑︎CG駆使の試合描写“圧倒的な高揚感”でお届けします12月20日(金)より渋谷シネクイントに見参 pic.twitter.com/HnpvQTCVVu — シネクイント【渋谷駅徒歩3分】 (@cinequinto) November 21, 2024 今回上映されるデジタル版は、当時よりも進化した音響を施しているとのこと。CGを駆使した試合描写や、映画の世界観に合った劇伴音楽を、存分に堪能できることでしょう。20年以上を経て、令和の渋谷に見参することになった、映画『ピンポン』。ネット上では、喜びの声が飛び交っています。・信じられない!映画館で映画『ピンポン』を、ペコとスマイルを観るという夢が叶うの、最高すぎる。嬉しい!・当時観に行って、魂をわし掴みにされました!映像も音楽もキャラクターたちも…本当にすごい映画。・今観ても、色あせずに輝いているように感じられる映画です。大好きなので、絶対観に行きます!リバイバル公開は12月ですが、映画『ピンポン』はそんな冬の寒さを忘れさせるほど熱い、高校生たちの青春の物語。卓球に情熱をかける、高校生たちの奮闘と友情を感じてみてはいかがでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2024年11月22日宮藤官九郎脚本の『サンセット・サンライズ』より予告映像と第2弾ビジュアルが解禁された。楡周平の同名小説(講談社文庫)を基にした本作は、東京から宮城県南三陸に移住した釣り好きのサラリーマンが地元住民との交流を通じて成長していく姿を描く。菅田将暉が主人公のサラリーマン・西尾晋作を演じるほか、井上真央、中村雅俊らが出演する。この度解禁された予告映像では、インスパイアソングに決定した「GRe4N BOYZ」が書き下ろした楽曲「シオン」が使用されている。息苦しい東京を脱出し“お試し移住”を満喫する晋作(菅田将暉)が、大家さんの百香(井上真央)と出会い、そして“モモちゃんの幸せを祈る会”を名乗る面々(三宅健、竹原ピストル、山本浩司、好井まさお)から敵視される様子が映し出される。さらに、百香の涙と、晋作の切ない想いが交錯し、「GRe4N BOYZ」の歌詞が染みわたる。宮藤官九郎ならではの絶妙なバランスで笑いも涙も盛りだくさんの予告映像となっている。併せて公開された第2弾ビジュアルは、本作を象徴する、最高の笑顔の晋作の姿が切り取られた。中段には、少し寂しげな様子ながらも凛とした強さを見せる百香と、静かに見守る晋作の姿が。2人はこれからどんな物語を紡いでいくのか。また、インスパイアソングを務めた「GRe4N BOYZ」は「映画を観てから音楽を作るという、未だやったことの無い方法での作品作りで、映画を観たあとでどんな感情が自分の中に残るだろうと心を眺めていました。沢山の側面がある映画なので、色んな気持ちに届くよう、曲を作っていきました」とコメント。菅田も「楽曲『シオン』の言葉やメロディに生きていく中での人との触れ合いがなんて贅沢なものなのだろうと再認識させられる」と語っている。【菅田将暉コメント】楽曲「シオン」の言葉やメロディに生きていく中での人との触れ合いがなんて贅沢なものなのだろうと再認識させられるGRe4N BOYZ さんによってなんてことのない生活が、この映画がかけがえのないものに彩られていく【GRe4N BOYZコメント】この映画に音楽で参加できることをとても光栄に思います。映画を観てから音楽を作るという、未だやったことの無い方法での作品作りで、映画を観たあとでどんな感情が自分の中に残るだろうと心を眺めていました。沢山の側面がある映画なので、色んな気持ちに届くよう、曲を作っていきました。ふと前を向くその瞬間に、幸せでありますように。この曲が映画を通じて、ナニカになってくれれば幸いでございます!『サンセット・サンライズ』は2025年1月17日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:サンセット・サンライズ 2025年1月17日より全国にて公開(C)楡周平/講談社 (C)2024「サンセット・サンライズ」製作委員会
2024年11月14日宮藤官九郎が手がけるウーマンリブシリーズ最新作『主婦 米田時江の免疫力がアップするコント6本』が、本日、2024年11月7日に東京・ザ・スズナリで初日を迎えた。ウーマンリブとは、宮藤が何物にもとらわれず、今やりたいことを自由に、ストレートに表現する大人計画の公演。1996年にスタートしてから、これまでに同シリーズでは、大人計画メンバーに加え、作品ごとに個性豊かなゲストを迎えて上演されてきた。今回上演される『主婦 米田時江の免疫力がアップするコント6本』は、主婦・米田時江の日常生活を覗き見るようなオムニバスコントで、全てのコントに米田時江が登場。学校やスーパー、ヨガ教室など身近な場所を舞台に繰り広げられる生活感あふれる内容となっている。なお宮藤が新作コントを書き下ろすのは9年ぶりとなる。キャストには、作・演出を務める宮藤をはじめ、片桐はいり、勝地涼、皆川猿時、伊勢志摩、北香那といった面々が集結。初日を迎えるにあたり、宮藤は「もっと疲れない公演にしたかったんです。誰も大声を張り上げない、ウィットに富んだ会話劇。チェロやバイオリンの音色が似合う落ち着いた舞台を目指していたのに、ぜんぜん違うものが出来てしまった。そういう意味では失敗です。スズナリの舞台袖に収まらない小道具。絶対に間に合わない着替え。いつも通りじゃないか。でも出演者はみんな楽しそうで、それだけが救いです。意気込みは特にないです。いつも通りだから」とコメントを寄せた。本作は2024年12月15日(日) まで同所で上演後、12月18日(水) から12月22日(日) に大阪・松下IMPホールで上演される。なお11月16日(土) 18時公演の模様は、生配信されることが決定している。撮影:田中亜紀<公演情報>ウーマンリブvol.16『主婦 米田時江の免疫力がアップするコント6本』作・演出:宮藤官九郎出演:片桐はいり、勝地涼、皆川猿時、伊勢志摩、北香那、宮藤官九郎【東京公演】日程:2024年11月7日(木)〜12月15日(日)会場:ザ・スズナリ【大阪公演】日程:2024年12月18日(水)〜12月22日(日)会場:松下IMPホール<配信情報>『主婦 米田時江の免疫力がアップするコント6本』2024年11月16日(土) 18:00~配信開始(予定)※見逃し配信なし会場:東京・ザ・スズナリチケット情報:()公式サイト:
2024年11月07日監督・岸善幸×脚本・宮藤官九郎×主演・菅田将暉のタッグで贈る映画『サンセット・サンライズ』より、場面写真が公開された。本作は、楡周平の同名小説が原作。都会から移住した釣り好きサラリーマン西尾晋作と、宮城県・南三陸で生きる住民との交流や、人々の力強さや温かさをユーモアたっぷりに描き、その背景にあるコロナ禍の日本、過疎化に悩む地方、震災などの社会問題と向き合いながら豊かなエンターテインメントに転化させたヒューマン・コメディ。今回公開されたのは、南三陸の海から始まる、新しい人生の幕開けをとらえた場面写真。海で嬉々として魚釣りを楽しむ晋作(菅田)から満面の笑みが溢れ、移住先で出会った町のマドンナ的存在の関野百香(井上真央)や、百香の父親で晋作の世話を何かと焼いてくれる漁師・関野章男(中村雅俊)らの姿も。また、移住早々に自主隔離となってしまった晋作が、「釣りのためなら変装!」とクーラーボックスを抱えてこっそり家を抜け出す姿。百香の幸せを陰ながら祈り続ける“モモちゃんの幸せを祈る会”のクセありメンバー、タケ(三宅健)、ケン(竹原ピストル)、山城(山本浩司)、耕作(好井まさお)たちと芋煮会で揉めている様子。晋作と百香がディスタンスをとり、同じ室内で携帯で会話するシーン、町の人との新しい出会いを堪能する姿など、晋作に巻き起こるまさかの人生を感じさせるカットが公開された。『サンセット・サンライズ』は2025年1月17日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:サンセット・サンライズ 2025年1月17日より全国にて公開(C)楡周平/講談社 (C)2024「サンセット・サンライズ」製作委員会
2024年10月24日宮藤官九郎ウーマンリブシリーズ第16弾となる書下ろし新作コント『主婦 米田時江の免疫力がアップするコント6本』が、WOD-PPV(WOWOWオンデマンドペイパービュー)とPIA LIVE STREAMで配信されることが決定した。『七人の恋人』(2005年)、『七人は僕の恋人』(2008年)、『七年ぶりの恋人』(2015年)の「七人シリーズ」に続き、宮藤官九郎が9年振りに、ウーマンリブ公演で書き下ろすのは、主婦・米田時江にまつわるオムニバスの新作コント。公演は11月7日(木)~12月15日(日) まで東京・ザ・スズナリにて、12月18日(水)~22日(日) まで大阪府・松下IMPホールにて上演。作・演出を宮藤官九郎が務め、片桐はいり、勝地涼、皆川猿時、伊勢志摩、北香那、宮藤官九郎が出演する。配信されるのは、11月16日(土) 18時の夜公演。WOD-PPV及び、PIA LIVE STREAMの配信チケットは本日より予約受付がスタート。配信は11月16日(土) 18時からを予定しており、見逃し配信の予定はない。■宮藤官九郎 コメントいい歳して最近ちょっと働き過ぎなので、たまにはラクをさせていただこうと思って考えた企画です。コント6本がちょうどいい。楽屋はできれば畳がいい。舞台から近いほうがいい。役者は少人数でいい。イケメンは勝地がいればいい。台詞は噛んでもウケればいい。そんな感じでこうなってます。放っといても面白くなりそうなので、あとは皆さんの免疫力がUPすることだけを目指して、必要以上に頑張りすぎないように頑張ります。<配信情報>『主婦 米田時江の免疫力がアップするコント6本』2024年11月16日(土) 18:00~配信開始(予定)※見逃し配信なし会場:東京・ザ・スズナリ作・演出:宮藤官九郎出演:片桐はいり、勝地涼、皆川猿時、伊勢志摩、北香那、宮藤官九郎【視聴チケット】価格:3,500円(税込)販売期間:11月16日(土) 18:30までチケット情報:()※PIA LIVE STREAMは別途システム利用料等がかかります。※ご利用端末によってはご視聴いただけない場合がございますので、事前に各配信プラットフォームホームページにて推奨環境をご確認の上、チケットをご購入ください
2024年10月24日菅田将暉主演、宮藤官九郎脚本、岸善幸監督作『サンセット・サンライズ』より特報映像が解禁。さらに豪華キャストが発表された。また公開日は2025年1月17日(金)に決定した。本作は、東京のサラリーマンが三陸の町に移住し、地元住民との交流を通じて新たな人生を描く移住エンターテインメント。特報映像では、菅田将暉演じる晋作が移住先で出会う「まさかの人生」が描かれている。一癖も二癖もある地元住民たちとの、サプライズに溢れた生活を予感させる特報となっている。そしてこの度、井上真央、中村雅俊、三宅健、池脇千鶴、竹原ピストル、山本浩司、好井まさお、小日向文世らの出演が明かされた。晋作の移住先の大家であり、町のマドンナ的存在でもある関野百香を演じる井上は、「一歩前に進もうとする時の葛藤を、自分なりに見つめながら百香を演じました。朝になれば陽はまた昇るように、再生の物語として見て頂けると嬉しいです」とコメント。百香の父・関野章男役の中村は、「完璧なnativeの宮城弁を話すつもりが、宮城出身にも関わらず、反省の残る方言で演じてしまった。反省!!!」と茶目っ気たっぷりに語っている。小日向は、晋作が務める大企業シンバルの社長・大津誠一郎を演じる。「撮影現場からの帰り道、車中から見た気仙沼の海に沈む夕陽の美しさに呆然としました」と三陸での想い出深い撮影をふり返った。さらに、百香の勤務先の同僚でお節介だがみんなのまとめ役的存在の持田仁美役に池脇ほか、藤間爽子、芽島みずき、白川和子、ビートきよし、半海一晃、宮崎吐夢、少路勇介、松尾貴史といった個性豊かなキャストが揃った。<コメント全文>【井上真央(関野百香 役)コメント】心の奥に静かにしまっていた想いと向き合うことは、誰でも痛みを伴うことのように思います。一歩前に進もうとする時の葛藤を、自分なりに見つめながら百香を演じました。朝になれば陽はまた昇るように、再生の物語として見て頂けると嬉しいです。【中村雅俊(関野章男 役)コメント】東日本大震災で被害を受けた南三陸の町で、井上真央さん演じる娘の百香と共同生活をしている漁師です。そんな百香にも愛する人が現れ、戸惑いながらも応援する毎日を送るという優しい親父。完璧なnativeの宮城弁を話すつもりが、宮城出身にも関わらず、反省の残る方言で演じてしまった。反省!!!そんな奴です。【三宅健(タケ<高森武>役)コメント】撮影の間の数週間、宮城や岩手の町に滞在させてもらいました。東北の方々が経験されたあの痛みは、当時東京にいた僕には到底わかり得るものではないと思いますが、タケという役を通して、土地の言葉を使い、土地のものをいただき、この土地から感じられる空気感や、一度受け入れたらとことん人を無防備にさせてしまう情の深さを、たくさん浴びながら精一杯演じさせていただきました。また、撮影の間に芽生えた僕ら演者の“暑苦しい友情”にも是非ご注目ください!このような作品の一部になれたこと、この作品のおかげで出会えた皆様との御縁に感謝します。【竹原ピストル(ケン<倉部健介>役)コメント】“宇田濱町”のモデルとなっている岩手県、宮城県の海沿いの街には、これまでの音楽活動の中で散々お世話になってきたいくつかのライブハウスがあり、頼もしいマスター達がいて、優しく親切なスタッフさん方がいて、あたたかくライブにお付き合い下さるお客さん方がいます。毎度毎度、とても楽しく豊かな時間を過ごさせていただいています。要所要所、そんな皆さんのお顔をお守りのように思い浮かべつつ撮影に参加していました。ぼくは“ケン”役を担当させていただきました。彼が“宇田濱町”や宇田濱の仲間達に抱いている深い愛着、ときに執着をしっかりと表現できていたら嬉しいですし、それはそっくりそのまま、ぼくが上記のような皆さんへ抱いている深い愛着、ときに執着です。その想いを伝えるチャンスをいただいた、という意味でも、この作品に出演させていただけたことが嬉しかったです。それぞれ守りたいもの、守ってきたものがあって、それぞれ守りたい理由、守るための手段があるのかなと思います。それぞれであるがゆえにときに摩擦を起こしますが、その摩擦からこそ生じるぬくもりに触れることができるような、優しい優しい作品だと思います。出演の機会をありがとうございました。皆さん、どうぞご覧下さい!【山本浩司(山城進一郎 役)コメント】この作品において自分に出来ることは何か?それはクランクアップのその日まで山城という役を演じ切ること。そんな当たり前のことを深く自分に誓い撮影に入りました。試写当日、果たして自分は何ができたか?なんてどうでもいい、心根のあたたかい映画がそこにありました。是非劇場でご覧ください!【好井まさお(平畑耕作 役)コメント】町役場に勤める耕作を演じさせて頂きました。コロナ禍のもと震災復興に奔走する、百香の幸せを心から祈る、ケン、タケ、山城、耕作の祈る会メンバーが愛くるしくてたまりません。そして出てくる料理が、全部美味しそうで、実際とんでもなく美味!晋作を演じる菅田さんの食べっぷりを見たらむっちゃ腹減ります。是非映画館に足を運んでください!【小日向文世(大津誠一郎 役)コメント】撮影現場からの帰り道、車中から見た気仙沼の海に沈む夕陽の美しさに呆然としました。主人公と関わる、震災を乗り越えた人々の素朴さと力強さが印象的で、あらためてこの日本という国の自然と人々に対して、愛おしさと感動をこの作品から受けました。終わり頃に流れる「おもいでのアルバム・いつのことだか思い出してごらん」がいつまでも心に残ります。『サンセット・サンライズ』は2025年1月17日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:サンセット・サンライズ 2025年1月17日より全国にて公開(C)楡周平/講談社 (C)2024「サンセット・サンライズ」製作委員会
2024年10月10日タレントのにしおかすみこ(49)が24日、都内で著書『ポンコツ一家2年目』(講談社)の発売記念イベントを行った。コロナ禍で久々に実家に帰ったら「ゴミ屋敷化」し、大黒柱だった働き者の母の異変に同居を決めたにしおか。認知症の母、ダウン症の姉、酔っぱらいの父……同書では泣ける家族と介護「2年目」の姿を描いている。9月20日の発売日を前に重版が決定し、Amazonでは介護カテゴリーでベストセラー1位になり滑り出し好調。前作の『ポンコツ一家』も10刷り重版が決まり勢いに乗っている。1冊目の反響を「とても感じています」と話したにしおか。「多くの方に読んでいただけて生活が助かってます(笑)」と笑いを誘った。今後の目標を聞かれると「ぜひ3冊目が出せたらと思っております! あと、夢のまた夢ですがゆくゆくはドラマ化や映画化ができたらとてもうれしいです」と回答。「誰に自分の役をやってもらいたいみたいなことはまだ思い至ってないですが、この本はいろんな人に笑ってほしいと思って書いたので、映像化も笑える作品に、例えば三谷幸喜さんや宮藤官九郎さんのような方々に手掛けてもらえればうれしいです!」と願望を語った。そして、「自分も見守り真っ最中なので迷うこともたくさんあるんですが、私は『自分ファースト』ということを第一に考えていて、自分が幸せじゃないと家族も幸せにできないと思っています。今たまたま一緒に住んでいますが、このまま見守るのか、はたまた施設の力を借りるのか、もう全部捨てて逃げると言うことも選択肢のひとつだと思うので、いろいろと考えつつ自分の幸せを大事にしていきたいと思います」と自身の考えを述べ、「たくさんの方に読んでいただきたいと思いますし、悩んでらっしゃる方や疲れたなと感じている方に笑ってもらったり箸休めにしていただければと思います」と話していた。(C)講談社
2024年09月25日元自衛官のコスプレイヤー「かざり」が12日、自身のインスタグラムを更新した。【画像】「かざり」のミリタリーコスプレ!格好良いと言いたいものの、可愛さが勝ってしまう「ご報告…というか…ついに!かざり バイクの免許を取得しました〜!」と綴り、最新ショットを公開した。また、早く自分のバイクを購入してツーリングをしたいと語った「かざり」。まずは実家のバイクで練習し、次いではファン期待のバイク動画を出すかもと語ってくれた。ムービーを出した暁には、彼女の人気はさらなるものへと押し上げられていくだろう。 この投稿をInstagramで見る かざり()(@kazariri)がシェアした投稿 この投稿にファンからは「免許取得おめでとうございます」「Beautiful angel Love you 」といったコメントが寄せられている。
2024年09月13日映画『サンセット・サンライズ』が2025年1月より全国公開される。主演は菅田将暉。“お試し移住”描くエンタメ作品映画『サンセット・サンライズ』は、楡周平による同名の小説を映画化した作品。都会から“お試し移住”したサラリーマン・晋作と、宮城県・南三陸の住⺠との交流をユーモアたっぷりに描く一方で、その背景にある日本や地方の社会問題と向き合った、泣き笑いエンターテインメントムービーだ。主演は菅田将暉、岸善幸×宮藤官九郎の豪華タッグで映画化にあたっては、『花束みたいな恋をした』『銀河鉄道の父』など、話題作への出演が続く菅田将暉を主演に迎え、『正欲』『あゝ、荒野』の監督・岸善幸、ドラマ「あまちゃん」「不適切にもほどがある!」や、映画『こんにちは、母さん』など、数々の話題作をこれまで手掛けてきた脚本・宮藤官九郎による豪華タッグが実現した。なお、主演の菅田将暉は、岸善幸監督とは『あゝ、荒野』以来7年ぶりのタッグとなる。脚本の宮藤官九郎は宮城県出⾝。「そういえば⾃分の地元を正⾯から描いたことはまだなかった」としながら、自身も実践しようか考えたことがあるという地元でのテレワークや、震災に対する自信の考えを『サンセット・サンライズ』の物語に落とし込んだという。映画『サンセット・サンライズ』登場人物紹介主人公・⻄尾晋作…菅田将暉大企業に勤める釣り好きのサラリーマン。パンデミックによるロックダウンに追い込まれた2020年、リモートワークをきっかけに東京から三陸にお試し移住する。4LDK・家賃6万円という神物件に⼀⽬惚れし、海も近く⼤好きな釣りを楽しめることから気楽な移住生活をはじめた晋作。東京に住む会社の同僚たちとのオンライン飲みでは、移住ライフを⾃慢。⾃然を満喫し、新鮮な海の幸に⾆⿎を打ち、楽しく過ごす一方で、地元民との交流に戸惑う姿も。関野百⾹…井上真央宇⽥濱町役場の企画課で空き家問題を担当している。「宇⽥濱町のマドンナ」であり、晋作の移住先の⼤家。悲しい過去を抱えている。引っ越してきた晋作とまさかの恋の予感も?関野章男…中村雅俊酒と肴をこよなく愛する百⾹の父。宇⽥濱の漁師で、晋作の⽥舎暮らしの世話を何かと焼いてくれる頼もしい存在。〈“モモちゃんの幸せを祈る会”〉…百⾹への思いをこじらせ、東京から来た“よそ者”の晋作が百⾹と距離を縮めるのに気が気でない独⾝男たち4人。タケ(⾼森武)…三宅健ケン(倉部健介)…⽵原ピストル⼭城進⼀郎…⼭本浩司平畑耕作…好井まさお⼤津誠⼀郎…⼩⽇向⽂世晋作が務める⼤企業シンバルの社⻑。どこか⼀⾵変わった性格。持⽥仁美…池脇千鶴百⾹の勤務先の同僚。おせっかいだが、みんなのまとめ役的存在。主題歌は青葉市子、インスパイアソングにGRe4N BOYZ主題歌を手掛けるのは、『こちらあみ⼦』でも印象的な音作りを披露したシンガー・ソングライターの⻘葉市⼦。また、⾳楽は⼤貫妙⼦やDAOKOといったアーティストの音楽制作も手掛ける網守将平が担当する。インスパイアソングを手掛けるのは、GReeeeNから改名したGRe4N BOYZ。完成した映画に⾳楽をつけるという初めての形式で楽曲制作に臨み、新曲「シオン」を映画『サンセット・サンライズ』のために書き下ろした。映画『サンセット・サンライズ』あらすじ東京の⼤企業に勤める釣り好きの晋作は、パンデミックによるロックダウン、そしてリモートワークを機に三陸に“お試し移住”することに。仕事の合間には海へ通って釣り三昧の⽇々を過ごすが、東京から来たよそ者の晋作に、町の⼈たちは気が気でない。⼀癖も⼆癖もある地元⺠の距離感ゼロの交流にとまどいながらも、持ち前のポジティブな性格と⾏動⼒でいつしか溶け込んでいく晋作だったが、その先にはまさかの⼈⽣が待っていた…!【作品詳細】映画『サンセット・サンライズ』公開日:2025年1月17日(金)監督:岸善幸脚本:宮藤官九郎出演:菅田将暉、井上真央、竹原ピストル、山本浩司、好井まさお、藤間爽子、茅島みずき、白川和子、ビートきよし、半海一晃、宮崎吐夢、少路勇介、松尾貴史、三宅健、池脇千鶴、小日向文世、中村雅俊原作:楡周平「サンセット・サンライズ」(講談社)
2024年08月29日柴周平原作の「サンセット・サンライズ」(講談社)が、菅田将暉主演、岸善幸監督、宮藤官九郎脚本の豪華タッグで映画化されることが決定。2025年1月に全国公開される。新型コロナウイルスのパンデミックで世界中がロックダウンに追い込まれた2020年。リモートワークを機に東京の大企業に勤める釣り好きの晋作(菅田将暉)は、4LDK・家賃6万円の神物件に一目惚れ。何より海が近くて大好きな釣りが楽しめる三陸の町で気楽な“お試し移住”をスタート。仕事の合間には海へ通って釣り三昧の日々を過ごすが、東京から来た〈よそ者〉の晋作に、町の人たちは気が気でない。一癖も二癖もある地元民の距離感ゼロの交流にとまどいながらも、持ち前のポジティブな性格と行動力でいつしか溶け込んでいく晋作だったが、その先にはまさかの人生が待っていた…?岸善幸監督は『正欲』(2023)で第36回東京国際映画祭最優秀監督賞と観客賞を受賞。菅田将暉は『あゝ、荒野』(2017)以来7年ぶりに岸監督とタッグを組む。菅田は「現場は笑顔でいっぱいでした。僕も沢山笑い、ほんの少し泣きました」とコメント。岸監督は「菅田さんの表現領域が広がっていくような瞬間があって、それを目の当たりにできたことが本当に嬉しかったです」と撮影をふり返った。宮藤は「自分の書いた映画で、こんなに食べるものが出てくるのは初めてなんです」と述べ、東北の食文化を描くことへの思い入れを語った。製作陣は、コロナ禍や過疎化、震災などの社会問題と向き合いながら、エンターテインメント作品として昇華させることを目指したという。併せて第1弾ビジュアルも解禁。釣り好きの晋作がいままさに“なにか”を釣り上げた瞬間を切り取ったカットとなっている。「新しい生き方、釣れちゃった!?」のコピーからは、“お試し移住”した先で思いもよらない人生が待ち受けていることが分かる。晋作の笑顔から、移住先での新しい出会いに期待が高まるビジュアルとなっている。【菅田将暉(主演)コメント】岸善幸監督と『あゝ、荒野』を撮り終わった後、次は笑える作品が良いよねと話していました。沢山涙を流したからか自然と笑顔を求めていたように思います。そんな中、脚本に宮藤官九郎さんが加わると聞きました。上がってきた脚本は悲しみの先に笑顔を作ろうとする人たちの物語でした。岸さんの生活力と宮藤さんのセンス、お二人の想いが温かい願いとなってこの作品は生まれたんだと思います。沢山の方に届き、少しでも笑顔になってもらえたら幸いです。ちなみに目標通り撮影現場は笑顔でいっぱいでした。僕自身沢山笑い、ほんの少し泣きました。映画『サンセット・サンライズ』宜しくお願いします。【岸善幸(監督)コメント】宮藤さんに初めてお会いしたとき、原作の東北人キャラについて笑い合うことができ、この作品を宮藤さんの脚本でつくってみたいと思いました。自分にとっては初めてのコメディ作品ですが、宮藤さんならではの笑いを大切に演出することを心がけました。菅田さんとは7年ぶりの作品になりました。俳優としてどんどん新しい役に挑戦を続けていて、久しぶりにあった彼はとても大きな俳優になっていました。一つだけ、変わらないなあと思えたのは、役に向き合う姿勢です。晋作という人物の優しさや繊細さ、感情の振れ幅は見事で、現場ではただただ笑い転げていました。菅田さんの表現領域が広がっていくような瞬間があって、それを目の当たりにできたことが本当に嬉しかったです。悲しみを癒すのに時間の流れというものがあるとしたら、もう一つ、悲しみを癒せるのは、人との出会いかもしれません。菅田さん演じる晋作を見ていてそう思えました。この映画を観る皆さんにもそれを感じてもらえたら幸せです。【宮藤官九郎(脚本)コメント】僕は宮城県出身なのに、そういえば自分の地元を正面から描いたことはまだなかったんです。子供の頃は父親と南三陸で魚釣りをして遊んだりしてて、コロナ禍の趣味として、また釣りを始めていたこともあって、自分の好きな分野の話だし、舞台も方言も知っている土地と言葉だし、僕自身も地元に住んでテレワークで仕事できないかなと考えたことがあったので、他人事とは思えない物語でした。震災の話になると、僕は疎外感を味わうというか、なんかこう切なくなるんですよね。ずっとモヤモヤしてたんだけど、それに対する答えを現時点で言葉にするならこういう感じかなとしっくりきたんです。それが僕の一番言いたかったことかなと思います。自分の書いた映画で、こんなに食べるものが出てくるのは初めてなんです。東北って本来は食が一つの大きな売りなのに、正直今までピンときていなかったんですよね。どんこ汁を美味い美味いと言って晋作が食べるのは、自分で書いていても新鮮だったし、菅田君が本当に嬉しそうに食べているのが僕の映画じゃないみたいですごく好きです。『サンセット・サンライズ』は2025年1月、全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:サンセット・サンライズ 2025年1月、全国にて公開予定(C)楡周平/講談社 (C)2024「サンセット・サンライズ」製作委員会
2024年08月26日女優・起業家・写真家として活動する宮藤あどね(くどうあどね)が、自らがCEOを務める合同会社A Storyより、7月上旬に12冊目となるプロデュース写真集であるデジタル写真集「letters」をリリースいたしました。撮影ロケ地は宮古島。雄大な自然と宮藤自身が一年掛けて徹底して肉体改造したと言うウエスト57cmと言う細身ながらも88cmのGカップあるゴージャスな胸元が魅力的です。今回は更なるボディメイクを追求してのリリースとなります。1宮藤と言えば現在、総合格闘技修斗にてアンバサダーを務め解説席MCのお姉さんとして活躍したり、累計15冊に及ぶセルフプロデュースの写真集もヒットして、Instagramのフォロワーは30万人を超えるなど、今、話題のインフルエンサーでもある。今回はスリーサイズはバスト88cmのGカップ、ウエスト57cmヒップ89cmの峰不二子を彷彿させるような美ボディを提げてのリリースとなり、ネットでは令和最強の美ボディと話題に…ますます目が離せない活躍になりそうだ。■宮藤あどねコメント今回1年ぶりのリリースとなります。昨年は心身ともにコンディションを崩してしまい、モデルや女優の仕事をセーブする形になっていたので、徹底的に健康に向き合ってようやく身も心も元気になって、現在は魂レベル一つあげて表現者でありたいと思って積極的に活動しています。ぜひ手にとっていただけたら自身の成長も何も分かっていただけるかと思いますし、励みになります。■デジタル写真集概要タイトル : 「letters」発売日 : 2024年7月価格 : 2,200円販売サイト: ■プロフィール 宮藤あどね女優タレントである。小学館ミスビジュアルWEBSグランプリを受賞。数々の舞台で主演を務め、志村でナイト、カイジ3、貞子の逆襲にて主演するなど女優としても活躍し映画、テレビの出演もこなす。現在はABEMAにて放映されている総合格闘技プロフェッショナル修斗にてイメージガールとMCなどにもレギュラー出演。■各種SNSInstagram X(Twitter) デジタル写真集 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年08月06日山田太一珠玉の名作「終りに見た街」が、主演・大泉洋×脚本・宮藤官九郎のタッグで放送されることが決定した。令和の時代に東京郊外で何不自由なくありふれた日常を暮らすTV脚本家・田宮太一(大泉)の一家は、ある日突然、太平洋戦争中の昭和19年6月にタイムスリップ。過酷な戦場下で太一たち一家は、同じく過去の世界に迷い込んだ太一の父の戦友の甥・小島敏夫とその息子と共に、太平洋戦争の時代をなんとか生き延びようとする――。「終りに見た街」は、存在感のある人間を描くTV脚本家としての第一人者である山田氏の原作で、戦争体験者の一人として、厳しい体験を次世代に伝えることをテーマに執筆。1982年と2005年には2度、テレビ朝日で山田氏自らの執筆でドラマ化。そして、終戦80年を目前に今秋、約20年の時を経て、3度目のドラマ化をする。宮田一太郎のペンネームでTVドラマを手掛ける脚本家だが、代表作はなく、20年細々と続けているパッとしない主人公を演じるのは、今回、宮藤脚本作品初出演であり、テレビ朝日のドラマ初主演でもある大泉。「40年前に書かれた山田さんの世界観に、現代のテイストをふんだんに盛り込みながら描いていて、さらに戦争というテーマでありながらも、宮藤さんならではのお笑いも果敢に盛り込んでいて、なんて面白い脚本なんだろうと大変感動いたしました」「物語の最後に驚く展開があるんですが、これが40年前に書かれているということにびっくりしますし、40年経った今の時代にこのラストが、より重くのしかかってくる気がします」と脚本を読んだ印象を語り、いま、この作品を届けることについて「それぞれの時代の人が実際に戦時下に入っていくから、どの時代でも視聴者が戦争というものをよりリアルに考えられるし、いつの時代に作っても考えさせられるドラマだなと思います。さらに本作では、宮藤さんの脚本だからこそ見ようかなと、若い人を中心にそう思う人も多いでしょうから、それも本当に意義があると思います。戦争というものをもっとリアルに考えなくてはいけない時代の中で、この作品を通して僕たちが戦争に対してどう考えていくのかということを、改めて突きつけられる部分があるなと思います」とコメント。同じ脚本家として山田氏を尊敬し、ファンであることを公言してきた宮藤氏は、大泉について「劇団(TEAM NACS)では作劇を担当することもあるからでしょうか、物を考える人、創る人の顔をしているなぁと以前から思っていたので、脚本家の役はピッタリだと思いました。執筆に着手したのが、ちょうど映画『こんにちは、母さん』(2023年)で共演していた時期で、現場で大泉さんから『宮藤さんの作品、呼んで下さいよ~』と言われたので、すぐ呼んだらビックリするだろうなと思って、オファーする前から勝手に当て書きしました」と明かす。また「戦争経験の有無が、僕と山田先生の大きな違いなのですが、それを逆手に取って、実感を伴わない主人公の『反戦』が、この苛烈な物語を通じて実感を帯びてゆくという大きな流れを意識して書きました。彼らに感情を乗せることで、戦争の愚かさを感じることが出来ると思います」と執筆する上で大切にしたことも述べている。テレビ朝日開局65周年記念ドラマプレミアム「終りに見た街」は9月、テレビ朝日系にて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2024年07月30日暑さが厳しいアメリカのテキサス州で、尊い命が救われる出来事がありました。2024年6月24日、『タラント郡保安官事務所』に「子犬が捨てられている」という通報があったとのこと。保安官代理のコリン・スティーブンソンさんとヘイリー・ドリューさんが急いで現場に向かうと、誰もいない野原に8匹の子犬が置き去りにされていたのです。この日の気温は38℃近くあり、子犬たちはキャリーケースに入れられた状態で、中には水も置いていなかったのだとか。2人はすぐに子犬たちをエアコンが効いたパトカーに乗せて、水を与えました。幸い8匹とも命に別状はなく、地元の動物保護施設に預けられました。子犬たちは生後6週間のシェパードのミックス犬と思われるそう。『タラント郡保安官事務所』の投稿には、子犬たちを捨てた人物への怒りの声が殺到しています。・かわいそうな子犬たち!無事で本当によかった。・世話ができないなら、保護施設に連れていけばいいじゃないか?なぜこんな残酷なことをするんだ!・信じられない。子犬たちを置き去りにした人物を見つけて、同じ目に遭わせてやりたい。コリンさんとヘイリーさんは2人とも大の犬好きなのだとか。保護された8匹のうち、1匹はコリンさんが里親になりました!残る7匹も新しい家族が決まったそうです。現場には監視カメラが設置されておらず、子犬たちを放置した人物を特定するのは難しいと思われるそうです。子犬たちがどのくらいの時間、その場所に放置されていたかは分かりませんが、手遅れになる前に保護されたのが不幸中の幸いでしょう。九死に一生を得た8匹の子犬たちが、これからは幸せに過ごしていけるといいですね。[文・構成/grape編集部]
2024年07月18日橋本愛が、小池栄子&仲野太賀W主演、宮藤官九郎による完全オリジナル脚本によるドラマ「新宿野戦病院」に出演決定。宮藤さんとは3度目のタッグとなり、新宿歌舞伎町の世界へといざなう英語ナレーションにも挑戦する。本作は、新宿・歌舞伎町にたたずむ聖まごころ病院を舞台に、“命”をテーマにした新たな救急医療を描くドラマ。ホストやキャバ嬢、ホームレス、トー横キッズ、外国人難民などさまざまなバックボーンを持つ登場人物たちが交錯する社会の構図を、ときにユーモアを織り交ぜながら、さまざまな悩みや問題を抱えながらも人生を強く生きる人たち・仲間・家族を通して、“命”の尊さを投げかける。宮藤さんが脚本を手がけた連続テレビ小説「あまちゃん」、大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」に出演してきた橋本さんが演じるのは、NPO法人「Not Alone」の新宿エリア代表・南舞(みなみ・まい)。南は困っている人がいると放ってはおけない真っすぐな性格の持ち主。“貧しい命も富める命も皆平等”、“人権は保障されるべきだ”という強い信念を持って行動している。物語の序盤でひょんな出来事をきっかけに、破天荒なアメリカ国籍の元軍医ヨウコ・ニシ・フリーマン(小池栄子)と、父譲りの金もうけ主義者で、美容整形クリニックとしてリニューアルオープンする夢を持った気取り屋気質の“美容皮膚科”医師・高峰享(仲野太賀)と出会い、彼らとともに夜の街・新宿歌舞伎町の救済を志すことに。しかし、その信念の強い思いの裏側には、他者には打ち明けられていない“秘めたもの”を抱え続けている、というキャラクター。橋本さんは、仲野さんも出演した映画『桐島、部活やめるってよ』では、第36回「日本アカデミー賞新人俳優賞」を受賞。さらに、「あまちゃん」をはじめ、大河ドラマ「西郷どん」「いだてん~東京オリムピック噺~」に立て続けに出演し、「青天を衝け」では渋沢栄一の妻・千代役を演じ、仲むつまじい夫婦像を見事に演じてみせた。2023年にはNHK「アナウンサーたちの戦争」「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」に出演。また、俳優業と並行してコラム、写真、ファッションの連載を持ち、幅広く活動している。また、橋本さんは小池さんとは映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』(2019年)、仲野さんとは映画『熱のあとに』などでも共演歴がある。・橋本愛、作品出演についてコメント宮藤(官九郎)さんとまたいつかご一緒できたらと目標として過ごしてきたので、夢がかなったような気持ちです。宮藤さんの作品で大好きなのは、いつも人間のだめなところ、足りないところ、欠けてるところを、その部分こそ愛おしく、面白く書いてくださるところです。私の演じる舞は、人権第一のNPO法人の代表です。私自身も日々、社会構造により不利益を被っていたり、人権を侵害されている状況を目の当たりにして、なんとか自分にできることはないかと勉強しているのですが、そうして培ったものを少しでも役や作品に還元できるように、また見てくださる方にとって、笑いながらも目を逸らせない作品になるよう、尽力できたらと思っています。「新宿野戦病院」は7月、毎週水曜22時~フジテレビ系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2024年05月30日小池栄子と仲野太賀がW主演を務める新ドラマ「新宿野戦病院」が、この夏放送決定。宮藤官九郎による完全オリジナル脚本の救急医療エンターテインメントドラマとなっている。歌舞伎町の路地にひっそりと建つ「聖まごころ病院」。救急外来を訪れる患者の多くは、“ワケあり”背景を持っている。そこに、突如としてアメリカ国籍の軍医経験を持つ女医のヨウコ・ニシ・フリーマンが降臨。やがて彼女は、歌舞伎町で繰り広げられる闇を明るく照らし出す存在となっていく。そして、叔父の病院に勤務する美容皮膚科医・高峰享がヨウコと出会い、歯車が動き始める――。本作は、新宿・歌舞伎町にたたずむ病院を舞台に、ホストやキャバ嬢、ホームレス、トー横キッズ、外国人難民などさまざまなバックボーンを持つワケありな登場人物たちが交錯する社会の構図をテーマとし、ときにユーモアを織り交ぜながら、様々な悩みや問題を抱えながらも生きる人たち・仲間・家族を通して、命の尊さを投げかける。フジテレビにおける宮藤さんのオリジナル脚本は、「ロケット・ボーイ」以来、実に23年ぶり。また、宮藤さんとは「ロケット・ボーイ」を共に作り上げた河毛俊作監督たってのオファーにより、今回のタッグが実現した。小池さんが演じる元軍医のヨウコは、岡山弁や英語交じりのその口調に独特の個性がにじみ出た明るく芯の通った性格。とある戦地において、瀕死状態の兵士と遭遇、死に際に大切な物とメッセージを託されたヨウコは、兵士との約束を果たすため、日本に向かう。「彼女の我が道を行く自由さとたくましさを時にチャーミングに演じたいと思っています」と意気込んだ小池さんは、「私が英語を喋っていることすらも、視聴者の皆さまには笑いながら楽しんでみて頂ければうれしいです」と話し、脚本については「今作もさすがの一言しかありません。色んな意味で注目されている歌舞伎町という街を舞台に、そこで生きている人間たちの叫びがうごめいています。やり場の無い思いや社会問題を、宮藤さんならではの笑いと鋭さで描かれていて、見事な群像劇になっています」とコメントしている。仲野さんが演じる享は、父譲りの金もうけ主義者で、叔父の古びた病院には麻酔医の勉強できているが、美容整形クリニックとしてリニューアルオープンするという夢を抱いている。夜は聖まごころ病院で麻酔の勉強をし、趣味は港区女子とのギャラ飲みで派手ににぎやかな生活を送っているが、ヨウコとの出会いが生き方に変化をもたらすことに。「宮藤官九郎さんの作品にはこれまでも何度か出させていただいているのですが、今回は主演と聞いて、とにかくうれしかったです」と出演を喜んだ仲野さんは、役について「僕が演じる高峰享は、ちょっとチャラチャラしたお金持ちで、芯もなく(笑)、いろんなことに流されていくキャラクターです。チャラさにもいろいろあると思うので、良い塩梅(あんばい)を探りながら魅力的に演じていきたいと思います」と意気込み、「享がどう変化していくのかも気になりますし、皆さんにも注目してほしいです」と呼びかけている。「新宿野戦病院」は7月、毎週水曜日22時~フジテレビにて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2024年05月21日リッチなスイーツの代表格といえる、アイスクリームの『ハーゲンダッツ』。少しばかり値は張りますが、近所のスーパーマーケットやコンビニエンスストアでも購入できるため、ちょっとしたぜいたくをしたい時の御用達といえます。気分を上げたい時や、『自分へのご褒美』を用意したい時などに『ハーゲンダッツ』を味わうと、自然と笑顔になりますよね。夫が買ってくれた『ハーゲンダッツ』を食べようとして、真顔乙夜(@miridoru)さんは、夫から普段の感謝の気持ちが詰まったプレゼントをもらいました。この日、夫が買ってきてくれたのは、『ハーゲンダッツ』!それも期間限定で新発売された、よりリッチな味わいの『ティラミスクッキークランチ』でした。夫の優しさに心が温まり、笑顔で『ハーゲンダッツ』を食べようとした、乙夜さん。しかし、いざ口にしようとすると、真顔になってしまったのです。なぜならば、いろんな意味で『ハーゲンダッツ』とスプーンの相性がよすぎたのですから…!「なぜだろう…『ハーゲンダッツ』を食べているのに、訓練をしている気分になる…」実は、乙夜さんは予備自衛官。ショベルで掘られる土にしか見えない『ハーゲンダッツ』を前にして、掩体構築(えんたいこうちく)を連想してしまったのです…!掩体構築とは、攻撃から身を守ったり、射撃を行いやすくしたりするための設備を作る動作。大きなショベルを使い、迅速に穴を掘り、土を積み上げる必要があります。過去に乙夜さんは、掩体構築の訓練に励んできた経験があるため、当時の思い出がよみがえってしまったのでした…。茶色い『ティラミスクッキークランチ』の表面は、少し大きめの石も混じった土に見えます。そこに、ショベルを模したスプーンを使えば、自衛官以外の人も、土にしか見えないでしょう。シュールな光景に、ネットからは「それにしか見えなくて吹いた」「完全に園芸じゃん」といった声が相次ぎました。『ハーゲンダッツ』そのものはおいしかったものの、「自衛隊時代の苦い思い出も、ともに掘り返しそうになってしまった」と話す、乙夜さん。この時食べようとした『ティラミスクッキークランチ』は、ティラミスのほろ苦さも再現したフレーバーです。奇しくも、味と思い出がマッチしてしまったのかもしれません…![文・構成/grape編集部]
2024年04月05日SNSを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2024年1月スタートのテレビドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。物語の最後に、恒例の不適切なお詫びテロップが2024年と表記されて出てきたとき、「やられた!」と思わず唸ってしまった。柔らかく、ねっちりと細かく、時に目詰まりを起こす令和の対人関係。ドラマの序盤から「話し合いましょう」と歌いあげ、SNSとの向き合い方を何度も考え、そして「寛容になりましょう」と歌い、息苦しさを横に広げて風通しをよくする方法を今作は提示してきた。そして最後に、今この2024年さえも変化していく時代のごく一部にすぎないと、縦の広がりを見せる。鮮やかで、目からうろこが落ちるようだった。いかにも昭和的な価値観の男が令和にタイムスリップする。そこで経験する騒動を通して、令和と昭和の対比をコメディとして描き、大好評を博した『不適切にもほどがある!』(TBS系金曜日22時)。最終回では小川市郎(阿部サダヲ)は昭和に、向坂サカエ(吉田羊)とキヨシ(坂元愛登)は令和にとそれぞれの時代に帰った。純子(河合優実)は大学に合格し、パワハラの冤罪で休職していた渚(仲里依紗)は昭和で元気を取り戻して復職し、失恋で落ち込んでいた秋津真彦(磯村勇斗)と新しい恋をする。元の場所に戻りながら、皆それぞれにアップデートして少しだけ幸せになった。同時に、小川市郎が知ってしまった自分と娘の寿命については、解決も変化もしない。回収しなかった部分は、脚本家・宮藤官九郎と作り手が、人の生死とりわけ災害死を描くにあたって尽くした誠意なのだろうと思う。一方で、最終回の回収は、キヨシが昭和で仲良くしていた不登校の友人・佐高(昭和パート榎本司・令和パート成田昭次)のその後である。令和の少年らしい柔らかさでキヨシは佐高に寄り添って、いつも部屋でゆるゆるとゲームをしていた。別れ際、キヨシは「学校なんてさ。自分と気の合わないやつがこの世界には存在するってことを勉強する場所だけどさ…」と、佐高に淡々と話し始める。1人か2人、友達が見つかれば、他は死ぬまで会わなくていい奴らなんだから。俺は佐高くんにあえて良かったし。それは学校のおかげだし。気が合う奴とは繋がれて、合わない奴とは関わらなくてすむ…便利なもの、もうちょっと辛抱すれば沢山出来るからさ。キヨシが令和に帰った後、佐高はキヨシのいない学校に登校するようになり、中学を卒業する。ただ1人でも、真心で思ってくれる誰かがいて言葉が届けば、小さくても一歩を踏み出せる。若い日の母親と出会い、人間関係の悩みを聞いてもらって、子供のように唇についたナポリタンを拭いてもらった渚が、それで元気を取り戻して仕事に戻っていったように。佐高や井上(昭和パート中田理智・令和パート三宅弘城)の卒業式、小川は「お前らの未来は面白いから!」と言って、ヒップホップとともに生徒を送り出す。本ドラマの主題歌『二度寝』を担当する、『Creepy Nuts』の二人が昭和に来て居残りしているという粋な展開であった。爆笑して『二度寝』を聞きながら、胸が熱くなった。旅立ちにあたって、未来は楽しいぞ、良いものだぞと灯火のように明言してくれる誰かがいるというのは本当に幸せなことだ。一見万事に細やかで配慮の行き届いた令和の世の中だけれども、いま、若い世代に未来はいいものになると確信と共に語れる大人は少ないように思う。改めて自分もまた、昔話よりも未来を語れる大人でありたいと思う最終回だった。笑いと悲しみ、華やかな騒々しさと沁みるような感動。様々な混沌を包み込んだこの作品において、阿部サダヲはまさにクドカン作品そのものを体現するような見事な演技を見せてくれた。そして、娘の純子を演じた河合優実は、しなやかな自我と思春期の淡い揺らぎを鮮やかに演じきって、私たちを魅了した。これからのキャリアが非常に楽しみな俳優である。最後に、いつか10年・20年が過ぎた後に、2020年代はどんな時代として語られるんだろうかと思う。あんな面倒くさい社会なのか、あんな効率の悪い社会なのか、あの頃は良かったなのか。そうして遠く俯瞰できるようになった頃に、このドラマをふと思い出すだろうし、その未来でも宮藤官九郎が辺境に立ち続けて書く作品を見て、笑ったり泣いたり出来ていたらいいなと思う。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなSNSを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2024年04月01日阿部サダヲが主演を務める「不適切にもほどがある!」最終話が3月29日に放送され、「さすが」「面白いにもほどがある」といった声が上がっている。本作は、阿部さん演じる妻を亡くした小川市郎が、ひょんなことから1986年から2024年の現代へタイムスリップするタイムスリップコメディ。宮藤官九郎が脚本を務め、市郎とそのひとり娘、そしてタイムスリップしたことで出会う人々との絆を描く、ヒューマンコメディとしての要素も持つ完全オリジナルストーリーとなっている。市郎の一人娘・純子を河合優実、純子が密かに想いを寄せる相手“ムッチ先輩”こと秋津睦実を磯村勇斗、令和で出会うシングルマザー・犬島渚を仲里依紗、市郎とは逆に2024年から1986年に息子と共にタイムスリップする、社会学者の向坂サカエ役に吉田羊が出演。さらに、山本耕史、古田新太、三宅弘城、袴田吉彦、中島歩、坂元愛登ら個性豊かなキャストが集結している。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。タイムマシンバスが運行できるのも残り1往復。遂に昭和に戻る決心をした市郎(阿部サダヲ)は、令和での身辺整理を着々と進めていた。最後のタイムスリップは落ち込んでいる渚(仲里依紗)のために使おうと決めた市郎は、秋津(磯村勇斗)やゆずる(古田新太)、井上(三宅弘城)らに別れを告げ、渚と共にバスに乗り込み昭和へ向かった。…というのが最終話のストーリー。市郎と渚を乗せたバスが出発し、井上は運転手のマネキンが落ちていることに気付く。市郎と渚がバスを降りると、Creepy Nutsの2人が姿を現し、SNSでは「え?」「Creepy Nuts!!」「どうなってるの?」と冒頭から盛り上がりを見せた。パワハラで訴えられ落ち込んでいた渚は昭和で純子(河合優実)と再会。すきゃんだるでナポリタンを食べながら渚の仕事の話を聞いた純子は「渚がそんなつもりじゃないってわかる」「いつも通りやんなよ」と言い、渚が涙を流す。この2人のやり取りに「渚って言った」「お母さんだ」「泣ける」と感動の声で溢れた。そして、昭和に戻りすっかり真面目な受験生となった純子だけではなく、令和に馴染んだ市郎の内面もまたアップデートしていた。地獄の小川ではなく仏の小川になりケツバットをやめ、昭和マインド全開の中学校の在り様に疑問を持つように。飲み会では教員らの言動に「気持ち悪い」「同調圧力」と言い放ち途中退席してしまう。この姿には「アップデートされてる」と驚きの声が上がった。一方、令和では市郎の仕事をサカエが引き継いだ。キヨシが残していったスマホでサカエと市郎がそれぞれの仕事の愚痴を言い合い、それぞれの時代について「生きづらい」と話していたところから恒例のミュージカルシーンに。「寛容になりましょう」と昭和と令和のキャストが総出演し、SNSでは「オールスターだ」「豪華」という声やゆずるの若かりし頃を演じた錦戸亮の再登場に「錦戸くんきた!!」「嬉しい!!」と盛り上がりを見せる一方で「終わっちゃうんだな」いう声も…。そして、令和に戻ったキヨシが塾から出たところで、大人になった佐高に声をかけられる。キヨシの言葉に救われた佐高は再び学校に行きはじめ、オンラインゲームの会社のCEOになっていた。いつかお礼を言いたくてずっと探していた佐高はキヨシに恩返しがしたいと話し、それを聞いたキヨシは父の開発するタイムマシンのスポンサーになって欲しいと頼み込んだ。ラストでは、渚とキヨシが乗るバスに乗り遅れてしまったCreepy Nutsが中学校の卒業式の日に再登場し主題歌の「二度寝」を披露し、エンディングへ。生歌を披露するCreepy Nutsの姿に「ここできた」「このために乗り遅れたのかww」という声や「最高すぎる!」「鳥肌立った」 と盛り上がった。市郎が昭和に戻る前に秋津の会社の新しいマッチングアプリで秋津と渚をマッチングさせ、2人が付き合い始めた姿や、渚をパワハラで訴えた杉山とのやりとりが流れた。そして、市郎がすきゃんだるでマスターに愚痴ってると、いつの間にかマスターがいなくなりトイレから物音が聞こる。市郎が恐る恐るトイレの扉を開けると壁に大きな穴があき、2054年からやってきたという小野武彦演じる井上が姿を現す。佐高がスポンサーになったおかげでタイムトンネルを開発できたと話し、市郎が井上が開けた穴に入りテロップが表示され最終話が幕を閉じた。市郎がトイレに開いた穴でタイムスリップしていた伏線が回収され、「忘れてた」「流石の伏線回収」という声が上がった。最終話は15分拡大で放送され、放送終了後も「さすが」「面白いにもほどがある」と絶賛する声や「終わっちゃった」「ずっと観てたい」「続編やってほしい」という声で溢れた。(シネマカフェ編集部)
2024年03月30日SNSを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2024年1月スタートのテレビドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。ムッチ先輩(磯村勇斗)と並ぶ『不適切にもほどがある!』(TBS系金曜22時)の癒し枠・秋津くん(磯村勇斗)が何気にアプリ婚活を始めて、その入力条件のあまりの細かさに笑ってしまったけれども、そこまで分類したいのは失敗したくない、いや、できないからなんだろうなと思う。令和のこのご時世、現役世代はトライアンドエラーする余裕がない。そして昭和と令和を繋ぐ、平成の30年間という時間は、ITやSNSの普及で他人の成功も失敗も沢山『見える』のが当たり前になる過程でもあった。恐ろしい失敗例を沢山見てしまう我々は、どこかしら大成功とはいえずとも失敗はしない選択肢に傾いてしまう。そのために分類して要素を細かく分析する。65点あれば上等、当たって砕けられない時代なのである。昭和61年を生きている小川市郎(阿部サダヲ)は中学校の体育教師。情に厚いし面倒見も良いが、多様性にも弱者への配慮にも意識は低く、ガサツだ。その小川市郎が昭和から令和にタイムスリップして、騒動を起こしながらも様々な人たちと関わっていく。そんな中で小川は令和に生きる自分の孫・渚(仲里依紗)と出会い、自分と娘の純子(河合優実)が阪神淡路大震災で死ぬことを知る。知ってしまった娘の寿命に心を痛めながらも、どうすべきかの結論は出ない。一方、小川とは逆に令和から昭和にやってきた向坂サカエ(吉田羊)と息子のキヨシ(坂元愛登)は、それぞれ恋に友情にと昭和の暮らしを満喫していたが、それにも異変が起きようとしていた。前回の『失敗したらダメですか』も相当に突き刺さる内容だったが、今回の『分類しなきゃダメですか』もまた、社会に投げかけられた鋭い問いかけの槍だと思う。そしてラベルを貼って、分かりやすく見える部分だけをやたらと持ち上げたり、やたらと叩くという現代の世論の極端さにおいて、分かちがたい要素でもある。9話で、個人的に心に残る好きなシーンがある。純子の墓を囲んで、小川・渚・ゆずる(古田新太)・サカエ・井上(三宅弘城)がそれぞれに純子を想う場面である。父、娘、夫、後輩、それぞれの立場で彼らは純子の人生を想う。それぞれの目線だけれど、そこに体温のある一人の魅力的な女性が浮かび上がる。何もかも上手くいった恵まれた人、パワハラした人、Z世代、老害。それは『そんなんだから』という無責任な言葉と、一面的なレッテルで分類され評価される薄っぺらさとは対になるものだ。それにしても、娘を傷つけられた怒りにまかせて父・ゆずるが歌い出すのはミュージカル『コーラスライン』の名曲『ONE』風の何かだし、歌詞にあろうことか『ワンチャン』などとぶっ込むし、途中で心臓病のゆずるは倒れ込む。倒れ込む背中に渚がかけたガウンを跳ね飛ばして更にキレキレに踊るゆずる、痛々しくも救急車に収容されてもなお歌うゆずるに、小川がかけた言葉は…。「ゆずるくん…ジェームス・ブラウンみたいになってる!(おそらくソウルの帝王・ジェームス・ブラウンのマントプレイを指しているものと思われる)」これこそ宮藤官九郎の『わかるやつだけわかればいい』名場面の一つだと思う。いつにもまして、怒るところか笑うところか泣くところか爆笑するところか、よく分からない混沌としたこの最高の一幕に、クドカンのドラマもまた安易な分類なんか受け付けない無二のものだと痛感するのだった。頑張っているから頑張れと言ってはならないのか、一人で頑張ったら逆に迷惑になるのか、異性への褒め言葉は全て地雷なのか、SNSの人間関係にどう対するか、老害の『害』って何なのか、視聴者としてエンタテインメントの楽しみ方はどこにあるのか、一度失敗したら二度と許されないのか、そして今回、安易に人を分類していいのか。今作の作り手は、決して単に『昭和は良かった』ではなく、令和で多くの個人が持つ配慮や優しさはそのままに、集団心理として過敏になりすぎる息苦しさに何らかの落とし所はないのかと問いかけているように思う。次回はいよいよ最終回である。きっと膝を打つような見事な着地が見られるだろう。切なくて毒が効いていて笑えて愛おしい。このドラマの面白さを分かりやすく説明するのはやっぱり難しい。けれども、見た者にとって忘れがたいドラマになるのは間違いない。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなSNSを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2024年03月26日SNSを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2024年1月スタートのテレビドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。決して多数派ではないSNSでの意見が、ネットの記事がきっかけで不自然にクローズアップされ、それがSNSにフィードバックされて本格的に火の手が上がる。一度燃えたら、不自然な着火かどうかはもう関係がない。焼け野原になるまで悪評は燃え続けるし、何なら燃え尽きても数年後にまた火がつくこともある。そんな現代の悪意の錬金術を、毒とブラックコメディを散りばめて見事に描きだした『不適切にもほどがある!』第8話だった。時は昭和61年。中学の体育教師、小川市郎(阿部サダヲ)は妻と早くに死に別れ、娘と二人で暮らしている。お節介で心根は熱いが、いかにも昭和の男らしく、配慮やリテラシーはない。そんな小川が偶然令和にタイムスリップしてしまう。昭和とは価値観の違う社会で騒動を起こしつつ、その明快な言動が面白がられたりもしている。しかし小川は、令和で知り合った犬島渚(仲里依紗)が自分の孫であること、そして自分と愛娘の純子(河合優実)が、阪神淡路大震災で死ぬことを知ってしまう。一方、小川とは逆に令和から昭和にやってきた向坂サカエ(吉田羊)と息子のキヨシ(坂元愛登)もまた、昭和に居場所を得つつあった。今回のエピソードは、スキャンダルと世間について。一度でも反社会的なスキャンダルで糾弾されたタレントは、二度と元の場所で働くことは許されないのかという問いかけである。一度だけの「魔が差した」不倫で、地位を失った7年目のアナウンサー・倉持を小関裕太が好演している。「なるほどこれは魔が差して流されたなー」という優しい風情で、過去を悔やみ、悩み、詫び続ける普通の感覚の男性である。倉持の表舞台への復帰に最後まで反対する栗田(山本耕史)が、実は自身も不倫の経験者で、妻の知人達から17年も過去の不倫を糾弾され続けていると明かされる。その場面の薄ら寒さ、気味悪さと、そして小川の絶妙なタイミングの「気持ち悪っ」の一言で、全てに合点がいく感覚は何とも言いがたい。その衝撃の食事会の後、倉持は迷いを捨てて表舞台に復帰する。誰に何を償って、どう家族としての時間を生きるか。倉持のようにイバラの道を選んでタフになるか、栗田のように時折攻撃されるのを甘んじて受けて生きるか、それぞれの道なのだろうと思う。ただ、他人からの糾弾にどう向き合うかはそれぞれとして、これは不倫そのものを肯定するエピソードではない。たとえ20年近く経っても、家族にも、属するコミュニティにも噂と傷は残る。おそらくその先も、数十年も残り続ける。なかなかにゾッとする描き方ではあった。過去の宮藤官九郎による作品を演じた名優たちが、ゲストとして次から次に登場するのも今作の大きな楽しみだが、今回ついに『クドカン作品のミューズ』、キョンキョンこと小泉今日子が本人役で登場している。昭和のシーンでは衣装のみ。ちらりと映る赤いチェックのワンピースに、『木枯しに抱かれて』を歌っていた頃かなと懐かしく思った。令和では58歳の小泉今日子として、年齢を重ねた美しさと、茶目っ気をもっての登場だった。思えばキョンキョンはどの年齢の時も、彼女自身を誤魔化そうとしなかった。58歳の今も、ちゃんと年相応に美しくて、素敵だ。おそらく若い世代が見て、年齢を重ねていくのが怖くならない、人生が楽しみになる生き方のお手本のひとりだと思う。そして最後に、ドラマの癒し枠・ムッチ先輩(磯村勇斗)は、依然無垢でおバカな癒し枠のまま令和から昭和に帰っていった。昭和に青春の輝きを放っていたムッチ先輩は令和の今、随分と恰幅のいいおっさん(彦摩呂)になっていた。キョンキョンが素敵なおばさんになって、錦戸亮が古田新太になって、磯村勇斗が彦摩呂になるらしい38年間という時間だけれど、でも生きていたらとりあえずそれでいいよね、と笑い泣きしながら思ってしまう。よくタイムリープの物語では、悪い未来を変えるために過去で奮闘するけれど、小川市郎は過去の自分達の人生が報われる未来であってほしいと願って未来で闘っている。昭和生まれとして時に理解できない今の時代を嘆くより前に、次の世代の為に、そして自分たちの為に、よりよい社会になるようもっと足掻かなくちゃなと、ふと思った。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなSNSを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2024年03月18日