くらし情報『「義父母の介護」乗り越えるには“親の時代の歌を聴かせるべし”』

2019年6月7日 16:00

「義父母の介護」乗り越えるには“親の時代の歌を聴かせるべし”

「義父母の介護」乗り越えるには“親の時代の歌を聴かせるべし”


姑や舅の介護に直面したとき、あなたならどうする?その難題に向き合うために、先輩の体験をレポート。さまざまなケースはあれど、『抜け道を見つけて、賢くすり抜ける』のが正解のようです――。

「義母に認知症の兆候が現れたのは70歳代後半のこと。講演やエッセイ教室で各地を飛び回っていた義母が、同じ話を繰り返したり、批評すべき生徒さんの原稿を失くしたりするようになったのです」

エッセイストとして活躍する藤原美子さんの義母は、壮絶な引き揚げ体験をつづった『流れる星は生きている』が大ベストセラーとなった作家の藤原ていさん(故人)。夫は、数学者で作家の藤原正彦さんだ。

「結婚が決まったとき、人生相談で厳しい回答をしていた義母を見て、親戚から『美子ちゃん、大丈夫?』と心配されたものでした。けれどその心配は杞憂であるとすぐにわかりました」

新婚当初から義父母の家の庭先に住み、頻繁に行き来するように。

「思い悩んだとき『美子さん、おたおたするものではありません!』と肝の据わった活を入れられると不思議と落ち着き、その言葉が聞きたくて義母に相談しました」

そんな義母が認知症と診断されたとき、主に心がけたことは3つ。

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