くらし情報『西日本で“氾濫”懸念される河川エリア「支川数最大」淀川も』

2019年10月31日 11:00

西日本で“氾濫”懸念される河川エリア「支川数最大」淀川も

さらに上流、中流域は勾配が急であり、かつ蛇行している。堤防が設置されていない区間も残っており、無堤防率は15.7%と、決して低い数値ではありません。とくに三篠川との合流地点は氾濫、堤防決壊の可能性が高く、そうなると広島市内が浸水被害を受けてしまいます」※無堤防率=無堤防区間の長さ÷堤防必要区間の長さ×100(%)

【愛媛県肱川】危険地域=大洲市周辺

「愛媛県の南予地方を流れる肱川水系の本川であるこの川には、474本という非常に多い支川が流れ込んでいます。東大洲地区には矢落川への合流点があり、上流側で支川が逆流し、堤防の決壊を引き起こす『バックウォーター現象』が発生しやすい地形となっています。さらに柚木地区は、暫定堤防区間(堤防の低い区間)となっており、嵩富川が合流しているために、これもバックウォーターによる被害、ならびに内水氾濫(下水道などの排水が追い付かず、雨水があふれること)が想定されます」
【福岡県、佐賀県筑後川】危険地域=久留米市、鳥栖市周辺

「九州地方最大の河川として知られ、最終的に筑後川に合流する支川の数は239に上り、水路が網の目のように張り巡らされています。そのため、降雨が一気に集中した場合、既存堤防が決壊する危険性が非常に高い。

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