くらし情報『ALSを宣告された夫からのプロポーズ、女性が結婚決めた理由』

2019年11月29日 11:00

ALSを宣告された夫からのプロポーズ、女性が結婚決めた理由

「結婚は彼がALSを発症してから。病気がわかっても、ポジティブに前を向く彼の夢をいっしょに実現していきたい!と強く思えたからでした」

寝ずの介助などもしながら、将胤さんと走り続けた4年間。木綿子さんは将胤さんからプロポーズされたときのことを振り返った。

「大学時代にスカウトされて舞台女優やモデルとして活動していました。25歳を過ぎたあたりから、限界を感じるようになって。その後、資格を取ってエステティシャンをしていた’13年の夏に、彼と出会ったんです」

仕事帰りの行きつけのバーで、店のバーテンダーに紹介されたのが将胤さんだった。

「彼は社会のためにしたいこと、そのために学生時代から取り組んでいる活動などを、熱心に語ってくれました。『自分のアイデアで社会を明るくしたい』と。
そのひた向きさに、年下のかわいらしさを感じて引かれたんです」

何度も食事をしているうちに、「結婚を前提に考えている」と彼に言われたのだという。気持ちの結びつきが強くなるなかで、木綿子さんには心配なことが少しずつ、増えていく。「彼は身長178センチ、体重78キロで、ガッチリとした体躯でしたが、手足がしびれたり、何もないところでつまずいたりと、身体的な不調が見られるようになったんです。

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