女性活躍の目標も達成できず…第二次安倍政権を数字から見る
では過去最低の121位。とくに政治分野のランキングでは144位に。女性国会議員も衆議院で約1割、参議院でも約2割と低水準なら納得だ。
■報道
【世界報道自由度ランキング】’12年:22位→’19年:67位
首相と大手メディア幹部が会食を繰り返し、報道に干渉しているという話も。
■国防
【防衛費】’12年:4兆6,453億円→’19年:5兆2,574億円
経済政策も頓挫しているなか、防衛費は6年連続で過去最高を記録。
※厚生労働省「一般職業紹介状況」、総務省「労働力調査」、厚生労働省「賃金構造基本統計調査100人以上規模」、東京商工リサーチ「2019年休廃業・解散企業」動向調査、国境なき記者団「世界報道自由度ランキング」などから本誌作成。
同志社大学の教授で、政治学者の岡野八代さんが語る。
「安倍首相は女性の雇用者を増やしたと誇りますが、実際は収入の落ち込みで、それまで働いていなかった人たちが、不安定で低賃金の非正規やパートで働かざるをえなくなっただけ。
首相が語ってきた“女性がいきいきと働く社会”がいまだ実現できていないことは誰の目にも明らかです」
安倍政権3,000日ーー。そろそろメッキが剥がれてきたようだ。
「女性自身」2020年3月24・31日合併号 掲載