くらし情報『コロナ死の約2割が基礎疾患持ち ダイプリ派遣医師語る注意点』

2020年5月14日 11:00

コロナ死の約2割が基礎疾患持ち ダイプリ派遣医師語る注意点

そこで、本誌は厚生労働省により発表された557人の死者(5月8日時点)の死因や死亡日といった公開されている全データを徹底調査。“コロナ死の謎”を追究していく。 まず、性別から見ると、男性が6割以上を占めている。4月上旬に菅義偉官房長官(71)が会見で「死亡者の約7割を男性が占めている」と語ったこととほぼ同じ結果に。

「喫煙者は新型肺炎に罹患した際、重症化するリスクが高まるといわれています。一概には言えませんが、女性の約4倍ともいわれている男性の喫煙率が関係している可能性はあるでしょう」(医療関係者)

年代別では、60代以上の高齢者が全体の8割を占める結果に。また、年齢以外にも死亡率を大きく押し上げているのが基礎疾患の有無だ。全死者中、公開されているだけでも基礎疾患を抱えていた患者は約100人と全体の2割近くにのぼる。


クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号に派遣された医師の一人で、感染症が専門の「のぞみクリニック」筋野恵介院長は、その理由をこう推測する。「基礎疾患がある人は、治癒力や免疫力が弱まっているので死亡リスクが高まります。たとえば、糖尿病患者は傷の治りが健常者の2倍ほど遅いといわれています。

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