コロナ中に焼死 とんかつ店主零していた弱音「実家に援助を」
’05年には当時環境大臣だった小池百合子東京都知事(67)もゲストとして飛び入り参加し、Aさんと並んで打ち水をしています。さらに翌年も小池都知事は商店街を訪れ、100人以上の人々といっしょに打ち水をしました。Aさんのフェイスブックには《あなたの命を、家族を、大切な人を、社会を守るため、感染拡大を食い止める。その言葉を改めて心に刻みました》と書かれていたそうです。これは小池都知事が繰り返し述べている言葉でもありますが、Aさんは悲壮な覚悟を持って、受け止めようとしていたのでしょう」(前出・社会部記者)
Aさんの思い出として、“家族思い”だったエピソードをあげる知人たちも多かった。交流があった噺家の柳家小きんさん(52)は、本誌にこんなメッセージを送ってくれた。
《Aさんから教わりましたことは多々ございますが、いちばんの教えは「一家和楽の素晴らしさ」です。三人のお嬢様は、大学生や社会人になられても、週末のお店が忙しいときには、率先してお店を手伝われています。
よそで働けばお金にもなるのに、またお友達と遊びたい盛りなのに、ご家族仲良く、笑顔で尽くされているお姿に、いつも心が洗われる思いがいたしました》
3人の娘たちはすでに成人しており、Aさんには孫もいるという。