2020年8月8日 11:00
カウンター席にスポーツバー…集団感染招く危ない飲食店の特徴
としたうえで、次に“窓のない店”を挙げる。
「窓のない店は、どうしても換気が悪くなります。カラオケのある喫茶店やスポーツ観戦するバーなどもそうですが、防音がしっかりしている店は密閉空間ということ。ガラス張りであっても、開かない仕様になっていることも多いので、見通しがよい=換気がよい、と勘違いしないようにしてください。
また、約200軒の飲食店が密集する東京都品川区でのクラスター例のように、小さな居酒屋や雑居ビルにあるバーなども窓がないことが多いです。しかし、ドアを全開にしていれば、かなり改善されるでしょう。さらによいのは、ドア全開で卓上のものでもいいので、サーキュレーター(空気循環器)を出口側に向けて回すこと。クラスターはかなり起きにくくなると思います」
“大声を出しがちな店”も、警戒が必要という。
東京都では20人以上でスポーツ観戦をしていた居酒屋で、客と従業員計7人が集団感染した事例が起きている。「人との距離が2m開いていればいいというのは普通の声で話す場合。たとえばスポーツバーでモニターを見上げ、大声を出して応援すれば、2m離れていても飛沫が拡散し感染リスクが高まります」
ラーメン店やバーによくあるカウンター席にも危険が潜むという。