「涙流すまでに24年…」高知東生が母の自死を公表した真意
依存症は一生完治せず、毎日が回復の日々。しかし本当の自分を発見していく新鮮さがあるので、今は、薬物をまたやりたいという気持ちは起きません。
ただこの病気は油断したらいけないといわれています。だから僕を回復に導き、支えてくれる自助グループの仲間たちからは離れずにいたいと思います。そして今後は、僕自身が誰かの支えになりたい。どん底から抜け出せた自分の経験を生かしたいですね」
最後に「もっと俺らしくありたい。これからの自分が楽しみです」と語った高知さん。その表情は柔らかかった――。
(取材・文:おおしまりえ)
「女性自身」2020年9月8日号 掲載
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