2020年9月16日 11:00
世界が注目する対コロナ紫外線照射装置 記者も浴びてみた
会見では、記者から、東京五輪会場で使用される可能性についても質問がありました。担当者は『オリンピックでの使用については、お話ししにくい』と、語っていましたが、ある程度の数を設置すれば、競技会場内の除菌も可能になるようです」(前出・経済ジャーナリスト)
記者会見後、“家庭への普及時期”などについて、経営企画部コーポレートコミュニケーション課の山田宏一氏に聞いた。
――Care222は現在、一般販売されていませんが、今後、一般家庭向けの商品は販売しないのでしょうか?
「いますぐということではないのですが、製造を委託することになった東芝ライテック(東芝グループの照明器具・管球および電気設備資材を製造するメーカー)のようなメーカーさんから、そういった家庭向けの商品が販売される可能性もあると思います」
ウシオ電機はすでにアメリカでは最大手の照明メーカーであるアキュイティ社とも契約しているという。――製品開発でいちばん苦労した点は?
「特定の光(波長222ナノメートルの紫外線)を照射する技術は、弊社はずっと持っていました。実は問題は技術面ではなく、紫外線に対するマイナスのイメージをどう払拭していくかという点でした。