強運掴んだ脚本家・中園ミホ「空亡期」が生んだ大ヒット作
課題と向き合うという意味では、思いがけず家族の病気や介護といった事態に直面することが多いのもこの時期。仕事や育児が中断され、「なぜいま?」と絶望してしまう人もいるかもしれない。中園さんはそんな読者にエールを送る。
「もし家族や親しい人に介護や看護が必要になったとしたら、その人はあなたをとても愛していて、代わりに厄を引き受けてくれているということ。私が19歳のときに母が亡くなったのですが、私の厄を引き受けてくれたのではと、だいぶ後になって気づきました」
また、結婚・再婚といった慶事を、占いにこだわるあまり空亡期を避けて先送りにする人には、こんなアドバイスを送ってきた。
「人は必ず家族や友人といった周囲の運気の影響を受けて生きています。ですから結婚・再婚のタイミングはお相手の運気が好調期であればそれでもよいのです。多少波乱はありますし、あなたの運気が相手に渡り、夫婦生活では『縁の下の力持ち』的な存在になってしまうかもしれない。
けれど、愛している人に運気をあげられるのなら、それはそれでよいのではないでしょうか」
どんな人にも人生を謳歌できる時期もあれば、厳寒の時期もある。
「そのことに例外はありません」