くらし情報『被災時の「罹災証明書」を発行するメリットとは?FPが解説』

被災時の「罹災証明書」を発行するメリットとは?FPが解説

ってどんなときに役立つの?

罹災証明書とは、自治体が発行する、被害の程度を証明する書類のこと。

〈発行のメリット〉
・損害保険金の支払いがスピーディになることがある
・義援金が集まった際、受け取りやすくなることがある
・「被災者生活再建支援制度」で最大300万円を受け取れる(災害救助法が適用された場合など)

〈発行に必要なもの〉
・自治体窓口から出される「罹災証明願」
・身分証明書
・被害状況がわかる写真(複数点持っておくとよい)

「自宅が甚大な被害を受けている場合は、必ず発行の申請をおすすめします。支援金や免税の申請、義援金を受け取るときも、罹災証明書があれば手続きをスピーディに進められます」

家が全壊または大規模半壊した家庭は、罹災証明書で「被災者生活再建支援制度」の支援金(最大300万円)が申請可能に。

「罹災証明書を発行してもらう際は、被害状況の写真や修繕の見積書などがあるとスムーズです。まず家族の無事を確認したら、片づけをはじめる前に、被害の様子がわかる写真を複数点撮っておくとよいですね」

【Q3】住宅ローンが残っている自宅が全壊……何か補助はある?

「災害救助法などが適用された場合、政府や銀行が中心となって設立した『被災ローン減免制度』を受けられる可能性があります。

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