芸能人逮捕で注目集まる依存症 なぜ人はやめられないのか?
という感情を味わって飲酒に走ってしまったそうです。
「衝動的に抑えられないこともあるかもしれませんが、まずその衝動の感情に気づくことが大事です。ドーパミンが出ている自分に気づき、そしてなぜ出ているのか気づくことから回復は始まります。
そして依存物に手をのばす感情は悲しみや怒り、無力感などのネガティブな感情がベースにあります。小さい感情の変化を感じられないと何でもないとやり過ごしてしまったり、気づかぬうちに爆発をさせてしまったりすることがあるんです。
回復プログラムはその感情に気づくこと。そして話していくことで何かに依存しない別の解決策も見えてくるし、気持ちの把握や発散方法も知ることができます。結果としてアルコールや薬に頼らない、新しい習慣を手にしていくことが可能です」
ちなみに、依存症になりやすい性格的特徴を教えていただきました。
すぐに比較する人や完璧主義者、“べき”論者だったり強い責任感を抱える人などは常に依存症になる可能性があるといいます。それはつまり、真面目で周囲に合わせることを良しとする日本人なら誰でもかかるリスクがあるということです。
「依存症は本当に誰しもかかる可能性がありますし、自分でなんとかするのは困難です。