実例で解説、娘の交際を頭ごなしに否定すると絶縁の危険も
「娘の交際相手が母親の“お眼鏡”にかなっていない場合や、交際相手に“一難”ある場合に起こりやすいですね。そんな交際相手に夢中になってしまい、母親から離れてしまうと、母親はなんとかこちらに振り向かせようと、交際や結婚に反対する。そんな母親のちょっとした言動がきっかけで、母娘の絆が修復不可能になってしまうことも珍しくないのです」
そこで山脇さんが、恋に“暴走”する娘のトリセツを実例で解説してくれた。
【実例1】交際を受け入れ、母親の絆を維持できたケース
長女の松宮真紀(仮名・27)の母・安奈(仮名・54)は、1年前から結婚を前提に交際している真紀の彼に対して不信感を募らせていた。
IT企業に勤めている彼は経済的にも安定しているが、一緒に食事をしてみると「女なんて」が口癖。素直な性格の真紀だが、彼と交際しているうちに、みるみる痩せていくように。「太っている女はダメだ、痩せろ」「作る料理がマズい、作り直せ」などと精神的に追い込んでいるようだ。「大丈夫なの?」と真紀の身を案じるが、彼女は「彼の期待に応えたい」と頑なに交際を続けたい様子。
そこで「本当に結婚したいなら、彼があなたのことを本当に大事にしているか試してみたら」